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オリジナル小説・写真素材「お姫様倶楽部Petit」の更新記録&中の人の覚え書き
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 ケルト・アイルランド神話。 2012年06月25日(月) その他の更新情報
[神話・伝承]女王スカァアの笑い
作家名:フィオナ・マクラウド Fiona Macleod訳者名:松村みね子(片山広子)

強い女王スカァアが剣持つ手の掌に死の影を握って支配していたスカイの島をクウフリンが立ち去った時、そこには彼の美を惜しむなげきがあった。

スカイ島の女戦士の支配者スカァアは、愛弟子クウフリンがアルスターの戦争のためにアイルランドへ戻ってしまったことを嘆いていた。
スカァアはクウフリンが島にいた間の出来事を回想する。
美男子のクウフリンはスカイ島の女性を誰一人として愛することがなかった。女達も彼を愛することが出来なかった。……狂気の女王スカァアが彼を愛していたからである。
女王はクウフリンの気を引くために、様々な、そして残酷なことを為した。
どうやら若いクウフリンには現実世界の女性に対する恋愛感情はない様子だ。
スカァアは戯れにクウフリンに「好きな女はいるか」と尋ねた。彼が「いる」と答えたとき、スカァアの脳裏には己の足元に転がるクウフリンの無惨な亡骸が思い浮かぶ。
クウフリンが去った後、悲しみに沈む狂気の女王の元に、女将軍が「難破した海賊船の生き残りを捉えた」という「朗報」を持って現れる。
スカァアは彼等を残酷に処刑し、笑う。
だが彼女の心の痛みは、決して癒えないのであった。

(2012/06/25(Mon) 15:36)

ちょっとだけ蛇足。

スカァア(スカアハ:Scáthach)
ケルト神話の女神。その名は「影」を意味する。
「影の国(スカイの国)」と呼ばれる異界・冥府の女王。
呪術師であるが、むしろ武術に優れる。
クー・フーリンの武芸の師。
弟子の中でも特に彼を気に入り、魔槍ゲイ・ボルグを与えた。
北欧神話のスカディ(巨人族の女神)に相当。

クウフリン(クー・フーリン:Cú Chulainn)
ケルト神話の英雄。太陽と光の神ルーと人間の王女デヒテラとの間に生まれた半神。
元の名はセタンタ(Setanta)で、クーフーリンは「クランの猛犬」の意。
大変な美男子だが、いざ戦闘となると、
「額から光線」
「あごが頭くらいの大きさになる」
「両目の間に七つの瞳が生じる」
「片方の目は頭の内側に入り、もう片方は外側へ飛び出す」
「手足の指が七本に増える」
「両頬には黄・緑・赤・青の筋が浮かぶ」
「逆立った髪は、根本では黒く、先端に向かうほど赤く変色し、そこから血が滴る」
という異形となる。
ある日ドルイド僧から「騎士となればアイルランドの歴史に名を残す英雄となるが、若死にする」という予言を聞き、勇んで騎士となる。その修行のために「影の国」へ赴き、スカアハの弟子となった。
スカアハの元での修行を終え、勇士として転戦した彼の最期は、
師から授かったゲイボルグを敵に奪われ、それに刺し貫かれる
というものだった。
この際に溢れた内臓を洗って腹に収めなおし、倒れぬように自ら石柱に体を縛り付けたという。

 アンデルセンの「野の白鳥(白鳥の王子)」とごっちゃになりがちですが 2012年06月25日(月) その他の更新情報
[フェアリーテール]六羽の白鳥
作家名:グリム兄弟 Bruder Grimm訳者名:楠山正雄
独: Die sechs Schwäne

ある国の王には亡くなった前妻との間に六人の王子と一人の姫があった。ある日狩りに出掛けた王が道に迷っていると、老婆があらわれ、娘を妃にしてくれたなら助けるという。王は老婆(魔女)の提案を受け入れ、道案内をしてもらって城に戻る。程なく王は老婆の娘と結婚する。
新しい王妃は、七人の継子を排除しようとする。
王妃は呪いを掛けた絹の肌着を作り、王子達に触れさせる。途端に六人の王子達は白鳥に化身して飛び去ってしまう。ただ一人難を逃れた末の姫は、兄たちを捜して森へ入るが、夜が更けてしまったので、仕方なく森の中の小屋へ入る。
そこへ六羽の白鳥が現れる。白鳥たちは元の王子の姿に戻ると、妹姫に、この小屋が山賊小屋であること、新しい王妃が自分たちに呪いを掛けたこと、人の姿に戻れるのは夜間の本の短い間だけであること、呪いを解くにはエゾギク(アスター)の花で作った肌着を着なければならないこと、その肌着を作っている間は一言も口を利いてはならぬこと、を告げる。
間もなく王子達はまた白鳥の姿に変化してしまい、飛び立ってしまう。
姫は兄たちを助ける決心を固め、城へは戻らずにエゾギクの花を集めて肌着を作り始める。
森の中の樹の上で、花を集めて肌着を作り続ける姫。
隣国の若い王が彼女を見つけ声を掛けるが、姫は話すことも笑うこともしない。
姫が人品ただならぬことを見抜いた若い王は、彼女を妃にした。
所が若い王の母、つまり姑は姫のことが気に入らない。身元の知れぬ上に一言も口を利かず、菊の花で肌着を作り続ける姫はを不審に思ったのだ。
やがて若い王と姫との間に子供が生まれる。すると姑がこの子を攫ったうえに、眠っていた姫の口の周りに地を塗りつけ、「あの女は人食い鬼だ」と若い王はに訴える。王は妻を愛し信じており、
「彼女は信心深い心のキレイな人だ。人殺しなどするものか。彼女が口を利けたなら、きっと無実の証をすることだろう」
と、取り上げない。
しかし三度同じ事があれば、流石に不問にすることも出来ず、姫は裁判に掛けられる。
裁判の中でも姫は口を利かずにいたため、有罪となり、火刑の判決が降る。
姫は刑の執行のその瞬間まで無言でエゾギクの肌着を作り続けた。六人分の肌着はほぼ完成しており、あとは六着目の片袖を作るのみとなっていた。
しかし姫は火刑の薪の上へと引き出される。
まさに刑が執行されようとしたどのとき、六羽の白鳥が現れる。姫が投げた肌着に触れると呪いは解け、白鳥は元の王子の姿に戻る。――片袖が間に合わなかった末兄だけは、片腕が翼のままだったが――。
口を利くことが許された姫は、総ての次第を夫に告げる。
姫に罪がないことが判り、火刑台は濡れ衣を着せた姑のために使われることとなった。
本編を読む

多分、これとアンデルセンの「野の白鳥(白鳥の王子)」とは、ソースは同じなのだろうと思われるのであって。

つまり元々欧州にはこういった「昔話」があって、
グリム兄弟はそれを(元の「昔話」に割と近い形で)蒐集し、
アンデルセンは「昔話」を元にして、自分の物語として創作した、
ということなんじゃないかなぁ、と。

で、「六羽の白鳥」と「野の白鳥」との違いは、大雑把に
  • 王子の人数(「六羽の白鳥」六人。「野の白鳥」十一人)
  • 姫の名前(「六羽の白鳥」個人名なし。「野の白鳥」エリサ/エリーザ)
  • 王子達が呪われた後の姫の行動(「六羽の白鳥」宮殿に戻ることを拒み、森で暮らす。「野の白鳥」醜い姿にされて父王から見放され放逐、森を彷徨う)
  • 呪いを解くための肌着の材料(「六羽の白鳥」エゾギク。「野の白鳥」刺草あるいは茨といった、棘のある草)
  • 結婚した姫を陥れる者(「六羽の白鳥」姑。「野の白鳥」大僧正)
など。

 拍手&コメント御礼。 2012年06月19日(火) その他の更新情報問合等への回答
2012/06/19付けでボールペンイラストに拍手コメントを下さいました方、
大変有難うございます。
面映うございます。はい。

その一言が創作の力となります。

心より御礼申し上げます。

 サイト構成の変更を行っています。 2012年06月05日(火) 自作小説の話題メルマガ日記的な記事その他の更新情報問合等への回答歴史関連の話題モバイル向け更新
ウチのボスが突然ohimesamaclub.chat-jp.comの運用を止めると言ったので、
只今大慌てでお姫様倶楽部Petitの移転とサイト構成の変更を行っています。

とりあえず、お姫様倶楽部petitは、
元いた鯖に出戻りすることにしたのですが、
元いた鯖の元いたアカウントには「別館」を構築しちゃったので、
そのままファイルを上書きすることが出来ず、と。

そこで色々ごちゃごちゃとやっている最中でございます。

リンク切れなどの問題がございましたら、

よりお知らせいただければ幸いです

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