カーバンクル (Carbuncle)
- 石炭が燃えるような真っ赤な色を発する宝石(ルビー、ガーネットなど)の総称。現在では丸くカットされた柘榴石のことを指す。
ラテン語で「燃える石炭/小さな石炭」を意味する「カルブンクルス(carbunculus)」を語源とする。- ドイル卿の「シャーロック・ホームズの冒険」に収録された短編探偵小説「青い紅玉(The Adventure of the Blue Carbuncle)」のキーアイテムである「Blue Carbuncle」は、大変珍しい青色を発色するガーネット(19世紀にはまだ発見されていなかった)のこと。一部邦訳作品ではこれを「青いルビー」と訳しているが、青い色を発色する「ルビー(コランダム)」はすなわち「サファイア」のことなので、誤訳と言えるかもしれない。
- 「額に赤い宝石状の器官を持つ謎の小動物」の名称。
この「動物」または「動物の額の赤い石」は、所有者に富・名誉・成功・幸運を与えると伝えられているが、未だかつてこの「動物」を捕らえた者はいないという。
- 上記の「未確認生物」から派生した、創作物・ゲームなど登場するモンスター・召喚獣・アイテム。
……素材ページを「燃える石英」で検索してくる方がぽつぽついらっしゃったので、何事かと思ってちょいと調べてみた結果が上記の通り。
carbunは炭、culusは小さいものなわけで……。
「石英」じゃなくて「石炭」が正解なんじゃなかろうかと思うわけです。
クルス(キュルス)という発音が、どこかで
クオーツ/クリスタルと混じっちゃったのか、
或いは、本当に石英≒水晶の意味もがあるのかまでは解らずじまいですが。
脱線するけど、
ホムンクルス(homunculus)は
homunが人、culusが小さいもので、小さな人、と。