天使の石 天使の像

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天然石「エンジェライト」の置物。

ストロンチウムを含んだアンハイドライト(硬石膏。Anhydriteはラテン語で「水のない」の意)で、不透明な青みを帯びた鉱物「エンジェライト」で作られた天使の小像。
「天使の石」の意味であるエンジェライトの名の由来は、結晶の形状に由来するという説と、その色の美しさが天使を連想させるからという説がある。
水に弱く、柔らかい石なので、衝撃と水分に注意。
石言葉は「真理」「向上心」

ルカ傳福音書(文語体・大正改訳)1:26-38
その六月めに、御使ガブリエル、ナザレといふガリラヤの町にをる處女のもとに、神より遣さる。
この處女はダビデの家のヨセフといふ人と許嫁せし者にて、其の名をマリヤと云ふ。
御使、處女の許にきたりて言ふ『めでたし、惠まるる者よ、主なんぢと偕に在せり』
マリヤこの言によりて心いたく騷ぎ、斯かる挨拶は如何なる事ぞと思ひ廻らしたるに、
御使いふ『マリヤよ、懼るな、汝は神の御前に惠を得たり。
視よ、なんぢ孕りて男子を生まん、其の名をイエスと名づくべし。
彼は大ならん、至高者の子と稱へられん。また主たる神、これに其の父ダビデの座位をあたへ給へば、
ヤコブの家を永遠に治めん。その國は終ることなかるべし』
マリヤ御使に言ふ『われ未だ人を知らぬに、如何にして此の事のあるべき』
御使こたへて言ふ『聖靈なんぢに臨み、至高者の能力なんぢを被はん。此の故に汝が生むところの聖なる者は、神の子と稱へらるべし。
視よ、なんぢの親族エリサベツも、年老いたれど、男子を孕めり。石女といはれたる者なるに、今は孕りてはや六月になりぬ。
それ神の言には能はぬ所なし』
マリヤ言ふ『視よ、われは主の婢女なり。汝の言のごとく、我に成れかし』つひに御使はなれ去りぬ。

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