2010年10月6日更新分

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【毒茸】テングタケ(天狗茸)

ハラタケ目テングタケ科テングタケ属のキノコ。
別名はヒョウタケ、ハエトリタケ。
灰褐色の傘にはつぼが壊れてできた白色のイボがある。柄は白色でつばが付いている。
針葉樹林のアカマツ林、トウヒ林、広葉樹林のコナラ林、クヌギ林などで夏から秋にふつうに見られる。

有毒で、食べると下痢や嘔吐、幻覚などの症状を引き起こし、最悪の場合、意識不明に至ることもある。
毒の成分はイボテン酸で、うまみ成分でもある。
また、この成分は殺蝿作用もある。
テングタケのそれは同じ成分を含む近種の「ベニテングタケ(紅天狗茸)」よりも毒性が強い。

なお上田の一部の地域では「ベニテングタケ」を塩蔵することによって「毒抜き」を行い、食すことがあるが、これが通用するのは「ベニテングタケ」だけで、「テングタケ」で同じ事をやっても毒は抜けきらないそうな。
っていうか、ベニテングタケも食べちゃ駄目です。

中毒症状は食べてから15分から90分以内に発現し、2〜3時間でピークを迎える。
主な症状は、腹痛、嘔吐、下痢などの胃腸炎症状。痙攣、精神の一時錯乱などの神経症状。
毒成分の成分はイボテン酸(ibotenic acid )、ムッシモール(muscimol )、ムスカリン( musucarine )
治療方法は対症療法で、胃洗浄、活性炭と下剤の投与。
毒キノコ全般に言えることだが、一緒に食べた人がいたら無症状でも出来るだけ速やかに胃の内容物を吐かせる。
後遺症として、数日間の頭痛が見られる。

ファイル名 P7170011.JPG データ更新日 2010/07/17 11:34:34
メーカー OLYMPUS OPTICAL CO.,LTD 機種名 C730UZ
レンズ F 値 F3.2 露光制御モード 低速プログラム
ISO 感度 64 撮影日時 2010:07:17 11:34:34
露光補正値 EV0.0 測光モード マルチセグメント
フラッシュ フラッシュ強制オフ 焦点距離 10.30 (mm)
露光時間 10/1250 (秒)

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