榎本 秋 (著)
出版社: 幻冬舎 (2011/7/28)

大伴弟麻呂（おとまろ）から徳川慶喜まで、歴代将軍全48名、激動の生涯。
元々は蝦夷を討伐する軍団の長に過ぎなかった征夷大将軍が、なぜ約700年間にもわたって、日本の統治者であり続けたのか。
総勢48人の将軍たちが歩んだ、強権と傀儡の中近世史。
1192年、源頼朝は、武家政権樹立のために、「天皇の代理人」の権限を持つこの官職を、250年ぶりに復活させる。
以来、その本質は「皇帝」とほぼ同義となった。
その後も足利氏、徳川氏とその血筋を変えながら、約700年間、征夷大将軍は日本の支配者であり続けた。
優れた統治システムを生み出した名君から、くじ引きで選ばれた暗愚将軍まで、歴代48名を全網羅し、強権と傀儡が交差する日本の中近世史をひもとく、画期的な書。

2011/07/19(Tue)16:09