間道の【塔《タワー》】 − 【4】

ブライトが、
「部品が足りなくて作れないか、あるいは……」
そこまで言って、思わず、顔を見合わせた。
 そして同時に
「オーガ本体!」
 叫んだ直後、2人は走り出していた。
 目指す先は、先ほどのムラである。
 巨大なグールが2人を追ってくる。しかし、やはり遅い。
 それどころではない。急ぐあまり、手足がてんでに動きだし、ついにはバラバラになってしまった。
 崩れた「部品」達は、もはや動かなくなっていた。


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2014/09/26update

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まろやか連載小説 1.41
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