ブライトが、「部品が足りなくて作れないか、あるいは……」そこまで言って、思わず、顔を見合わせた。 そして同時に「オーガ本体!」 叫んだ直後、2人は走り出していた。 目指す先は、先ほどのムラである。 巨大なグールが2人を追ってくる。しかし、やはり遅い。 それどころではない。急ぐあまり、手足がてんでに動きだし、ついにはバラバラになってしまった。 崩れた「部品」達は、もはや動かなくなっていた。