間道の【塔《タワー》】 − 【5】

強がりだ。
 それを見て、ブライトも笑った……にへらっと。
「尊敬は、恋情に変化しませんかね、姫様?」
 たこのように尖らせた唇が迫ってくる。
 その吸い口の下、無精ひげにまみれた顎に、ねじりの効いたアッパーカットが、美しく入った。
 

 End.


[1]
2014/09/26update

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まろやか連載小説 1.41
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