っていたであろう他の言葉はすっかり忘れてしまったのに、この部分だけは忘れられず、時々何の脈絡もないのに思い出したりもする。 おそらく「それが酷く悪い状態を示している言葉なのだ」という直感めいたモノが、彼の記憶にこの言葉を刻み込んだのだろう。