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ここは【お姫様倶楽部Petit】の備忘録的リンク集【Petitの本棚】です

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[フェアリーテール]青ひげ
作家名:シャルル・ペロー
翻訳者:楠山正雄

昔々、青い髭を生やしているために「青髭」と呼ばれる金持ちが居た。
青髭はその風貌の恐ろしさから、人々に畏れられていた。
ある時、青髭は近隣の高貴な姉妹に求婚した。姉妹は青髭が過去に幾度か結婚しており、その都度妻たちが行方知れずになっていると知っていたので、応じようとはしなかった。
青髭は一計を案じ、紳士を装って姉妹に接したため、妹の方が彼に心を許し、結婚することとなった。
婚礼のあとしばらくして、青髭は屋敷を留守にすることとなる。
彼は新妻に「留守の間、屋敷でなにををしても構わないが、地下の小部屋にだけは入らぬように」と言い、屋敷中のドアや戸棚のかぎを束にして渡した。
青髭が出立すると、新妻は屋敷中を見て回り、見てはならない部屋も開けてしまう。
新妻が暗がりで見つけたのは、行方知れずとなった先妻たちの変わり果てた姿だった。
帰ってきた青髭は新妻が言いつけを守らなかったことを知り、彼女をも殺そうとした。
しかし危ういところで彼女の兄弟が駆けつけ、青髭は返り討ちにされたのだった。
(2008/07/14(Mon) 20:33)
[フェアリーテール]猫吉親方
作家名:シャルル・ペロー
翻訳者 楠山正雄

貧しい粉引きの三男坊。遺産に貰ったは、粉引き小屋の鼠番猫の猫吉親方ただ一匹。
悲嘆にくれる三男坊に猫吉夫館が言うことには
「袋を一つ、長靴を一足こしらえてください。きっとだんなをしあわせにしてあげます」
末息子から貰った長靴を履き、袋を背負った猫吉親方。
王様に取り入り、農夫を言いくるめ、人食い鬼を騙し、とうとう末息子を大侯爵に仕立て上げた。
いわゆる「長靴をはいた猫」。
底本:「世界おとぎ文庫(イギリス・フランス童話篇)妖女のおくりもの」小峰書店
1950(昭和25)年5月1日発行
(2006/10/16(Mon) 13:49)
[フェアリーテール]眠る森のお姫さま
作家名:シャルル・ペロー
翻訳者 楠山正雄

老いた国王夫妻が漸く娘を授かった。
名付け親として国中から7人の妖女(魔女)たちが集められ、口々に姫を祝福する。
ところが呼ばれなかった8人目の老妖女が晩餐の席に現れ、姫姫は糸車の「つむ」に刺されて死ぬと呪う。
7人目の若い妖女がそれを打ち消す言葉を言い、その場は収まったが、呪いを恐れた国王夫妻は、国中の糸車とつむを壊させた。
美しく成長した姫は、ある日城の塔の上で糸を紡ぐ老婆と出逢う。

底本:「世界おとぎ文庫(イギリス・フランス童話篇)妖女のおくりもの」小峰書店
1950(昭和25)年5月1日発行
(2006/10/16(Mon) 13:49)
[フェアリーテール]灰だらけ姫(サンドリヨン)
作家名:シャルル・ペロー
翻訳者 楠山正雄

裕福な紳士の後妻は、前妻との間の娘と折り合いが悪い。
メイドのように扱われる娘は釜戸の前で眠る日々が続き、義理の姉達から灰だらけ娘・サンドリヨン(シンデレラ)と揶揄される。
お城で舞踏会が開かれ、姉たちは着飾って出席するが、サンドリヨンは着る物もなく泣き伏す。
その場にサンドリヨンの名付け親(実は魔女)が現れて……。

底本:「世界おとぎ文庫(イギリス・フランス童話篇)妖女のおくりもの」小峰書店
1950(昭和25)年5月1日発行
(2006/10/16(Mon) 13:49)