■ 本丸跡広場、春の宴を待つ[別窓]
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登録: 2009/05/14(Thu) 17:24 更新: 2009/05/14(Thu) 17:26
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撮影日時:2007/04/05 。午後5時過ぎ。
「御天守跡」の広場。お花見宴会用雪洞設置完了。
上田城の本丸には元々天守閣は無いという説が有力。 真田昌幸公が城を造り始めて二年後の第一次上田合戦当時の資料(山鹿素行「武家事記」)には「天守も無き小城」と書かれている。 ただし、「元はあったが、第二次上田合戦後に壊された」説や、「建てる予定はあったが、結局完成しなかった」説もある。
真田信幸(信之)公が上田領を継いだ時点では城郭は徳川方によって破壊され尽くしていた。 その後再建もままならないまま信之公は松代に移っている。
入れ替わりに領主となった仙石忠政公が修築に努めたが、忠政公御病死によって再建は中断。
仙石氏の後には御老中・松平忠周公が入ったが、松平氏の治世にも本格的な再建は行われなかった。 二代・忠愛公のとき城下が火事やら水害やらが起き、三代・忠順公の時には一揆が起き……てな具合で、藩の財政はお城を直すどころじゃなくなっていた、という事情もある模様。 平和な時代のお城には天守閣は不要だったと言うこともあるか。
お城に天守がないため、歴代藩主は「お屋形」と呼ばれる三の丸の屋敷に居住していた。 |
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■ 咲き始めの白い藤の花[別窓]
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登録: 2013/05/13(Mon) 21:41 更新: 2013/05/13(Mon) 21:45
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撮影日時 2013/04/28
上田城城跡公園内、上田市立博物館前にある、白い花の藤棚。花穂短め。 花に甘く強い芳香があったので、もしかしたらジャコウフジ(麝香藤)/匂藤(ニオイフジ)なのではないかと。
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藤はマメ科フジ属の、つる性落葉木本。 花言葉は「歓迎」「恋に酔う」「陶酔」「佳客」「決して離れない」 毎年4月から5月にかけて淡紫色または白色の花を房状に垂れ下げて咲かせる。 古い文献によると、飢きんになると根を食べたというほど、やせた土地でも成長できる。 若芽はゆでて和え物や炒め物。花は湯がいて三杯酢や天ぷら、塩漬けして「花茶」。種はもちもちした食感で珍味とされ、江戸時代には貴重な糖質として重宝された。 |
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