■ 無孔5円黄銅貨幣(裏)[別窓]
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登録: 2011/06/13(Mon) 21:12 更新: 2011/06/13(Mon) 21:12
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臨時補助貨幣 5円黄銅貨幣(国会議事堂)(無孔) 表
品位 銅600-700 亜鉛400-300、量目4.000グラム、直径22.00ミリ 年銘:昭和23-25年(1948-1949年) 縁刻ギザあり。
五円硬貨の組成が他の合金硬貨と比較して許容範囲が広いのは、 第二次世界大戦後に、素材のアルミニウムやスズを大量に確保することができず、 戦時中に日本軍が使用していた薬莢や弾帯などに使用されたスクラップの黄銅を再利用することになり、素材の品位が一定しなかったことの名残。
この穴無し5円玉は「臨時補助貨幣」だが、現在有効な貨幣とみなされており、5円として利用できる。 |
※五円黄銅貨幣(国会議事堂)は現行(2011年6月13日現在)使用できる貨幣です。 貨幣と紛らわしい外観を有するものの製造又は販売は「通貨及証券模造取締法」により禁止されています。 貨幣をデザイン化したものや、貨幣の一部又は全部を商品や印刷物などに使用する場合も同法に抵触する可能性があります。 |
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■ 寛永通宝(表)[別窓]
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登録: 2011/06/13(Mon) 21:16 更新: 2011/06/13(Mon) 21:16
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フラッシュが強くて、ちょっとぎらついてますが……。
一文銭の内、上段と中段の右側、下段は多分寛文年間の鋳造の「寛永通寳亀戸銭(文銭・大仏銭)」と思われる。 また中段左端は元禄期鋳造の新寛永(荻原銭か四ツ宝銭?)と思われる。 |
江戸時代のお金である寛永通宝だが、じつは明治以降も「補助貨幣」として引き続き通用していた。 明治4年のレートで、 寛永通寳銅一文銭:1厘、寛永通寳真鍮四文銭:2厘 明治5年には 寛永通寳鉄一文銭:1/16厘 寛永通寳鉄四文銭:1/8厘 の価値とされた。 明治政府発行の1厘硬貨は数が少なかったので、寛永通宝は1厘単位の貨幣として重宝されていた。 法的には昭和28年末に「小額通貨の整理及び支払金の端数計算に関する法律」が施行されるまでは通用するお金だったわけ。
ちなみに1厘は「1円の1/1000」「1銭の1/10」を指す通貨単位(補助単位)。 戦後の昭和28年(1953年)の「小額通貨の整理及び支払金の端数計算に関する法律」成立により、銭と厘はお金としては使われなくなった。 ただし、現在は「通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律」により「一円未満の金額の計算単位」として定められている。 (外為取引なんかで「1ドルは82円32銭」なんて言い方をする時に使う) |
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