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スフェーン(Sphene) 2021年12月20日(月)19時06分22秒 deletemodify

和名は「楔石(くさびいし)」
鉱物名はチタナイト(Titanite)/チタン石。
ケイ酸塩鉱物の一種で、チタンを含有する。
モース硬度は5〜5.5。
色は黄、緑、褐色、茶、オレンジなど。

チタナイトのなかで、宝石質の物をスフェーンと呼ぶ。
宝石質のものは、クロムが影響して黄緑色の発色を示すものが多い。

ダイヤモンドよりも光の分散度が高く、石の内部で光を複屈折させる性質を持つ。
オリーブグリーンの中に赤いファイヤが見える(分散率の高い宝石が、時に揺らめくような虹色の光を見せる現象)のが特徴。

宝石名の由来は、結晶の形が「楔(くさび)」に似ているとして、ギリシャ語でくさびを意味する「スフェノス/Sphenos」を語源としている。

主な産地は、パキスタン、ミャンマー、スリランカ、ナイジェリア。


石言葉:永久不変

日本に於いて、7月の誕生石の一つ。
(2021年12月20日改訂)

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