と以外では、褒められたことなんて一度だってない。 優秀なんて言葉は、自分とはぜんぜん全く関係ないものだった。 なんと返事をして良いのか判らず、まるで酸欠の金魚のように口を開けている彼を見て、校長先生はほんの少し辛そうな顔をした。「君は教室に戻った方が良さそうだ」