カーバンクル (Carbuncle)

  1. 石炭が燃えるような真っ赤な色を発する宝石(ルビー、ガーネットなど)の総称。

    現在では丸くカットされた柘榴石(ガーネット)のことを指す。

    ラテン語で「燃える石炭/小さな石炭」を意味する「カルブンクルス(carbunculus)」を語源とする。
  2. 「額に赤い宝石状の器官を持つ謎の小動物」の名称。
    この「動物」または「動物の額の赤い石」は、所有者に富・名誉・成功・幸運を与えると伝えられているが、未だかつてこの「動物」を捕らえた者はいないという。
  3. 上記の「未確認生物」から派生した、創作物・ゲームなど登場するモンスター・召喚獣・アイテム。
    カーバンクル S
  4. 皮膚がドーム状に盛り上がった、赤み・痛みの強い塊状のできもの「癰(よう)」の英名。
    黄色ブドウ球菌が毛包・脂腺に感染・増殖する「毛包炎」が悪化し、膿疱化した集合炎症が周囲の皮膚組織に広がったもの。
    大きくなるにつれ、ぶよぶよと軟らかくなって複数の点から膿が出る。
    首の後ろ・肩・お尻・太ももにできることが多く、熱を持ち、強い痛み伴うこともある。
    化膿したニキビが集合したようなできものだが、自己判断で無理に膿を出すようなことをせず、皮膚科専門医を受診すること。
……素材ページを「燃える石英」で検索してくる方がぽつぽついらっしゃったので、何事かと思ってちょいと調べてみた結果が上記の通り。

カーバンクルCarbuncleはcarbunとculusの合成語で carbunは炭、culusはは小さいもの、という意味のなわけで……。
燃える小さな炭の様に赤い石の意なわけで。

だから「石英(水晶)」じゃなくて「石炭」が正解なんじゃなかろうかと思うわけです。

クルス(キュルス)という発音が、どこかでクオーツ/クリスタルと混じっちゃったのか、
或いは、culusに石英≒水晶の意味もあるのかまでは解らずじまいですが。

脱線するけど、ホムンクルス(homunculus)は
homunが人、culusが小さいもので、小さな人、と。
このファイルは、
オリジナル小説・写真素材「お姫様倶楽部Petit」の更新日記』の2009年10月22日(木)付記事を元に作製されています。
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