【番外】キャラクター設定 − その他のキャラクター 【3】

次男に当たり、長子フェンリルの「腹違いの弟」である。
ハーン大公妃ヒルダとの血縁はないが、彼女が嫁したジオ3世を「義兄」と呼び慕っている。
初代皇帝と同じファーストネームを与えられた彼(兄帝に遠慮して普段はミドルネームを名乗っている)は、父の存命中は後嗣と目されていた。
しかしその旨の遺言がなかったために皇位の継承権を失う。
判官贔屓で無責任な民衆が彼を「反・フェンリル」の旗頭に据えようと画策することがあるのだが、本人の中央政権への復帰の意思は皆無である。
領国から外へ出ることは稀で、とくにここ4〜5年は親書一通、使者一人すら国外に出ることがない。

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ギネビア・ラ=ユミレーヌ
ギュネイから自治権を与えられた島国ユミル女王国の統治者。
ユミルは元々ハーン帝国に朝貢していた国家であり、その縁からジオ3世がミッド大公となってからも、両国間の使者の行き来は盛んである。
またユミルは自立に十二分な鉱山資源を国土に有し、また海に囲まれて孤立した地形にあるため、帝国政府は内政に関与できずにいる。
先代女王より御位を受け継いだのは7歳の幼年のおりであった。
以来15年にわたり、盤石の「独立国家」の元首を務めている。
両親共に既に亡く、親族は妹のみ。
この妹を王太子に立てた上で、自身は独身を通している。


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2015/09/15update

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まろやか連載小説 1.41
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