伝説のガウン (Author Collection)スーザン マレリー (著), Susan Mallery (原著)
出版社: ハーレクイン (2009/07)
『夢のように愛して』
伝説なんて信じていないはずだったのに、夢のなかで交わした愛が忘れられなくて。
クロエの家には代々伝わるナイトガウンがあり、この家の女性が二十五歳の誕生日に着て寝ると、運命の相手が夢に現れると言われている。
雑誌記者としてがんばるクロエにとって、そんな言い伝えはどうでもよかったが、無邪気な妹キャシーを喜ばせようと、誕生日の夜にナイトガウンを着てベッドに入った。
夢に見たのは…ハンサムな男性とめくるめく愛を交わす姿。
翌朝、クロエはテレビを見て凍りついた。夢の男性が映っている。
彼―アリゾナ・スミスは有名な考古学者で冒険家。クロエの町に来るらしい。
出勤した彼女を待っていたのは、アリゾナに密着取材するようにという編集長の指示だった。
『初めての情熱』
二十五歳の誕生日を六週間後に控えたキャシーには、九年越しのボーイフレンド、ジョエルがいた。
左手の薬指には大切な指輪。でも、婚約はまだだ。
キャシーの家に伝わるナイトガウンを二十五歳の誕生日に着て寝ると、運命の相手に夢で会えるはずだから。
もちろん、夢に見たいのはジョエル。だけど…。
そんなとき、幼稚園の保母であるキャシーは、姪を引きとろうとブラッドリーの町に来たライアンに、住みこみのベビーシッターとして雇われる。
ライアンはコンピュターソフト会社の経営者で、ちょっと子供が苦手な都会の男性。
出会ったことのないタイプだ。キャシーのなかに、新鮮ななにかが生まれはじめる。