吉村 正和 (著)
出版社: 河出書房新社 (2012/1/17)

黄金に憑かれた人々が探し求めた見果てぬ夢 「錬金術」。
その歴史から理論まで、16、17世紀のヨーロッパを中心に検証。
錬金術の真の姿とは？　
本邦初公開の図版も多数掲載した決定版。

2011/12/20(Tue)14:19

カール・グスタフ ユング
出版社: 講談社
価格： ￥ 924 (税込み)

多面的な存在であったとはいえ、パラケルススは、もっとも深いところで何よりも錬金術「哲学者」であった。
心理学者ユングによる、心理学見地からの錬金術学。
金を作ってしまおうとか、不老不死になろうとか、ホムンクルスを作ってしまおうとかいう、所謂疑似科学（あるいはある種のオカルティズム）としての錬金術ではなく（当然「少ない投資でウハウハ儲けよう」とかいう経済学としてでもなく）、錬金術の根底にある哲学の部分をユング専制的な見方で解く。
ユング先生、そうとうパラケルススに心酔していらっしゃる様子です。
2006/07/19(Wed)13:42

草野 巧
出版社: 新紀元社
価格： ￥ 1,365 (税込み)

『Fファイル』シリーズ。
賢者の石、ホムンクルス、金の生成……数々の魅力的なエピソードを生み出した『錬金術』という技術は、いつ、どこで、どのように研究されていたのか。
その結果何が成されたのか。
今まで、コミックから抜粋した説明か、難しい解説書かのどちらかにかたよりがちだった錬金術の解説を、文章と図解でしっかり＆わかりやすい本にしました。
錬金術について創作ではない知識が欲しい、でも専門書は読めない、という方にぜひお勧めの一冊です。

2006/06/20(Tue)16:44

羽仁 礼
出版社: 新紀元社
価格： ￥ 1,365 (税込み)

『Truth in Fantasy』の新紀元社が贈る、新シリーズ『Fファイル』。
今までの雑学本ではテーマになりにくかった、人の想像力、創作力、幻想力を刺激するありとあらゆるジャンルについて、わかりやすく紹介するシリーズです。
記念すべきNo.1のテーマは近代魔術。
レヴィ以降の近代魔術を中心に、魔術に関わる事象、魔術師などについて概説。
現代にも息づく魔術の世界を、概念、人物、団体、アイテムの４つに分けて総数120項目余を掲載。
1つの項目に詳細な説明と図による解説がつき、「文字だけではツライ」という方にも視覚的に楽しんでいただける内容になっています。

2006/06/20(Tue)16:42

フランセス・イエイツ (著), 山下 知夫 (翻訳)
出版社: 工作舎
価格： ￥3,990 （税込）

新旧キリスト教の抗争渦巻く17世紀ヨーロッパに出現した薔薇十字宣言。
魔術とカバラ、錬金術を内包したそのユートピア思想は、もうひとつのヨーロッパ精神史を形づくっていた…。
原注･訳注･図版･文献･系図･年譜が豊富に記されており、史料として一級品。
薔薇十字団（ローゼンクロイツ）という言葉にロマンを感じる方と、
17世紀ヨーロッパ史・キリスト教史に知的好奇心を掻立てられる方にオススメの一冊。

2006/04/28(Fri)10:42

ちくま学芸文庫
クリストファー マッキントッシュ（ Christopher McIntosh） (原著), 吉村 正和 (翻訳)
出版社: 筑摩書房
価格： ￥1,470 （税込）

クリスティアン・ローゼンクロイツという、実に象徴的な名前（クリスティアン→キリスト教徒　ローゼンクロイツ→薔薇の十字架）の人物が創始者であるといわれている謎の集団「薔薇十字団」。
17世紀初頭、風雲急を告げる三十年戦争前夜。ドイツから狼煙が上がった秘教的世界改革運動の担い手と言われるこの集団は、一体何物だったのか。
『名声』『告白』『化学の結婚』といった文書は何を語るのか。
名だたる王侯貴顕、哲学者、文学者、芸術家が魅せられ、あるいはその一員と目された薔薇十字運動の消長は、西欧近代の興味尽きない裏面史そのものである。
古代、中世の源流から説き起こし、多くの分派を生みつつ現代に至る歴史はもとより、伝説・儀礼の細部にまで説き及ぶ、一級の知的読み物。

2006/04/28(Fri)10:41

草野 巧 著　
イラスト　金田榮路（カバー）、福地貴子（本文）新紀元社
価格: ￥1,260 （税込）

「賢者の石・ゴーレム・黄金変成・不老不死……。」
中世ヨーロッパの人々が見た究極の魔術、それが錬金術である。
錬金術の基本から、黄金変成や賢者の石の製作に情熱をかけた錬金術師の紹介、巻末には充実の用語辞典まで。
サン・ジェルマン伯爵や薔薇十字団創設者・ローゼンクロイツなど、錬金術の魅力に捕らわれた数多くの錬金術師の逸話や、ゲーテの「ファウスト」などの錬金術を元にした伝説や物語から、謎と神秘に満ちた錬金術の魅力を伝える。
錬金術の魅力をギュッと詰めた１冊。

2006/02/04(Sat)16:43

真野隆也 著
出版社: 新紀元社
本体1748円　A5判　256頁

彼らは神に背いた。
傲慢から、肉欲から。
彼らは神と敵対する。
神の座を揺るがす為、あるいは神を御業を完成させる為。
本書は、ユダヤ教を根幹とするキリスト教・イスラム教から、その聖典に登場する数多くの堕天使、悪魔を詳しく紹介しています。
パラケルススがとんち（としか表現しようがない）で小悪魔をやり込めた逸話なんかも載っていて、結構楽しい。
姉妹編天使も併せてどうぞ。
2005/07/09(Sat)17:33

七会 静 (著)
出版社: 主婦と生活社
単行本: 239 p
価格： ￥924 （税込）

古の物語に登場する「錬金術」「錬金術師」、あるいは「錬金術が示唆されるもの」を引用し、あるいは実在した人々が「意外にも」この学問に縁があったことを開示することにより、錬金術師とは何か、そして賢者の石とは何であるのかを読み解こうとする。
……一言で説明しようとするとややこしくなってしまいますが、このほん自体は分かりやすくかみ砕かれた内容なので、初心者の方でも安心。

2005/07/09(Sat)17:17

価格： ￥1,890 （税込）
単行本（ソフトカバー）: 246 p
出版社: 新紀元社
山北 篤 (著)

世界に多数ある魔法・魔術の体系の中から、馴染み深い魔法・神秘学問・呪術的宗教などを15選び、やさしく紹介。
語り口が平易で、図版も多数掲載されていますので初心者や広く浅く知識を得たい方にうってつけ。
ウィッチクラフトや占い（カバラとか星占いとか）、錬金術に興味のある方、ファンタジー好きの方の入門書として最適。

2005/06/23(Thu)21:10

―はじめて触れる魔術の原典TJ mook
著者：沢井繁男
出版社：宝島社
本体価格：1,200円

錬金術をテーマ（ネタ）としたコミック・アニメなどがちょっとしたブームになってます。
この本でも「ブームの牽引役」として「鋼の錬金術師」と「からくりサーカス」を取り上げ、巻頭で特集記事を組んでいます。
後半では、ヘルメス学、カバラ、グノーシス主義など、学問としての錬金術について解説。
マンガなどで錬金術という言葉に興味を抱いた方に向けた、錬金術入門書となっています。
2005/06/04(Sat)17:08