※ 合当理
▲ 甲冑(当世具足)の胴部分の背中にあって、旗指物(個人識別用の目印となる旗や細工物)を固定するための道具の一つ。
指物の竿を合当理から受筒というパーツに通し、待受というキャップ状の留め具で胴に固定する。
※ 金山城
▲ 兼山城とも。美濃国可児郡、現岐阜県可児市兼山の山城。元は斎藤道三の猶子・正義により築城され、名は烏峰城。
織田信長が美濃を領土としたことに伴い、森可成が城主として入り、可成の死後、次男・長可が継ぐ。
長可が川中島へ移った後は、弟の成利(蘭丸)が城主となったが、本能寺の変で成利が討ち死にした後、川中島を放棄して戻った長可が再び城主となる。
なお、長可死後は末弟の忠政が城主となったが、関ヶ原合戦の後、忠政が川中島海津城へ入封(この時「松城」と名称変更)するに伴って石川貞清(ちなみに正妻は真田信繁の七女・於金殿)の所有とななるも、廃棄され、建材は石川氏の本城である犬山城改修に用いられた。
※ 長湫の戦
▲ 「長湫」は「長久手」の旧表記。
天正12年(1584年)、秀吉(当時は羽柴姓)と織田信雄・徳川家康との間に起きた「小牧・長久手の戦い」のこと。