欲情の文法 (星海社新書)睦月 影郎 (著)
出版社: 講談社 (2012/1/26)
官能小説の巨匠が満を持して披露する「欲情させる秘技」満載!
文章だけで人を欲情させ、興奮させるエンターテイメント。それが官能小説である。ただのエロ小説だと思ってもらっては困る。あの文章の中にはあらゆる人の感情を操るノウハウが詰まっているのだ。本書では400点以上の作品を生み出してきた官能小説界の巨匠がそのノウハウと哲学を一挙公開する。「主人公が18歳童貞である理由」(44ページ)「話の順序を変えるだけで興奮度は増す」(130ページ)「男は与えられたい生き物・女は与えたい生き物」(180ページ)「キリの良い所で仕事を終えない」(219ページ)など気になる話題が満載。『欲情の文法』は、「ナマの人間」が見えにくい現代において必要な「武器としての教養」だ!
●人は「容姿」や「性格」よりも「立場」や「身分」に弱い
●人は「予定調和(ベタ)」なストーリーに同調する
●人は「してはいけないこと」をすると興奮する
●人は「童貞(弱き者)」が「成長」していく姿に共感する
●人は「匂いや音など五感を刺激する表現」に欲情する
……など、「心を動かすツボ」が満載