中世ヨーロッパ: ファクトとフィクションウィンストン・ブラック (著), 大貫 俊夫 (監修), 内川 勇太 (翻訳), 成川 岳大 (翻訳), 仲田 公輔 (翻訳), 梶原 洋一 (翻訳), 白川 太郎 (翻訳), 三浦 麻美 (翻訳), 前田 星 (翻訳), 加賀 沙亜羅 (翻訳)
出版社 : 平凡社
発売日 : 2021/4/23
中世ヨーロッパは古代ローマとイタリア・ルネサンスに挟まれた暗黒時代だった?
狡猾なカトリック教会の言いなりで、迷信を好んで科学を拒み、野蛮で不潔だった?
それとも、騎士が華麗に戦い、魔法と妖精が出てくるおとぎの世界?
本書は中世ヨーロッパに関する11のフィクションをとりあげ、私たちの中世観がどのように作られてきたのか、実際どうだったのかを、豊富な一次史料とともに提示する。
目次
まえがき
イントロダクション
第1章 中世は暗黒時代だった
第2章 中世の人々は地球は平らだと思っていた
第3章 農民は風呂に入ったことがなく、腐った肉を食べていた
第4章 人々は紀元千年を恐れていた
第5章 中世の戦争は馬に乗った騎士が戦っていた
第6章 中世の教会は科学を抑圧していた
第7章 一二一二年、何千人もの子どもたちが十字軍遠征に出立し、そして死んだ
第8章 ヨハンナという名の女教皇がいた
第9章 中世の医学は迷信にすぎなかった
第10章 中世の人々は魔女を信じ、火あぶりにした
第11章 ペスト医師のマスクと「バラのまわりを輪になって」は黒死病から生まれた