幸せを売る王女―ロスト・プリンセス・トリロジー〈1〉 (MIRA文庫)クリスティーナ ドット (著), Christina Dodd (原著), 平江 まゆみ (翻訳)
出版社: ハーレクイン (2009/6/15)
王国を追われた3王女を怒濤の運命が待っていた!〈ロスト・プリンセス・トリロジー〉スタート
1808 年、スコットランドの村に行商の女がたどり着いた。彼女の正体は、ピレネーの小国ボーモンターニュの第二王女クラリス。革命の嵐吹く祖国を逃れ英国に渡ったが、あるとき国からの連絡が途絶えて路頭に迷い、以来、王室秘伝の美容クリームを売って糊口をしのいでいた。胸にあるのは王家のプライドと故郷への憧憬。だがその日暮らしもすでに5年になる。村の広場で巧みな売り口上を披露するクラリスに、批判的な眼差しを向ける一人の男がいた。領主ヘプバーン卿―― 村人も恐れる孤高の伯爵は、彼女を領主館へ連れていき……。