「考え・やりたいことを現す言葉やイメージ」を紙のど真ん中にどんと書いて、
そこからイメージを広げてゆく形でキーワードなどを書き込んでゆく図解表現技法。
ブレインストーミング(集団思考。課題抽出型発想支援法)の一種で、
ややこしい概念や複雑な作業工程をコンパクトに表現でき、
他人に説明しやすくなるし、自分の中でも思考の整頓ができる。
提唱したのはトニー・ブザン(Tony Buzan)というイギリスの方。
このセンセイは学術ジャーナリストで、BBCの教育番組の企画をやったりもしていた。
ザ・マインドマップなんていうストレートなタイトルのご本も出しておられる。
んで、このマインドマップってヤツは、
手書きでぐりぐりと調子に乗って書き込んでゆくと、
部分的に紙からはみ出しちゃったりする可能性がないとは言えない。
もし、はみ出したとこにどんどん紙を継ぎ足したりすると、
とんでもない形の書類になっちゃう。
自分の脳内を自分のためだけにマッピングするならそれでも良いだろう(むしろ楽しそう)
でも自分以外の人たちに伝達する・たくさんのメンバー一つのマップを作る、
という場合にはちょいと不都合。
ブリーフケース丸々一つ分に詰め込まれた、
セロテープでつなぎ合わせた四畳半模造紙なんてもの、
取引先に持って行けるか、という問題が。
……小学校の学級新聞や夏休みの宿題提出じゃないんだから。
だからってんで、パソコンでこれを作るのを支援するソフトってのが出ている。
MindManager(マインドマネージャー)ってのもその一つ。
デモムービーを見る限りだと、操作は割と直感的にできそう。
外部の書類やWebサイトなんかの情報をぺたぺた張り込む感覚は、
手書きよりもむしろ便利かも知れない。
できあがったマップはPDFや画像にエクスポートできるから、
ソフトを持っていないメンツやクライアントとのデータのやりとりも比較的容易っぽい。
基本的にはお仕事での利用がメインなんだろうけど、
マインドマッピング自体が汎用性の高い思考法なワケだから、
個人的な使用も可能なわけで。
実際、
デモでは個人的な旅行計画とかの作成もやってた。
応用すれば、ゲーム作るとか、小説書くとか、そういうのにも使えると思われ。
……個人で買うにはちょっと高いかもしれないけど……。
職場やサークル内で意思の疎通を円滑に行いたい方は、検討の価値あり、かと。
マインドマップを書くならMindManager(マインドマネージャー)