■ 五銭硬貨色々。(表)[別窓]
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登録: 2011/06/13(Mon) 20:59 更新: 2011/06/13(Mon) 20:59
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上段:小型5銭白銅貨(穴有り)(大正9〜12年・昭和7年) 直径19.09mm。銅750 ニッケル250 2.63g。 発行/大正9年 通用禁止/昭和28年
中段:臨時補助貨幣 5銭アルミニウム貨幣(菊)(昭和15-16年(1940-1941年)) (右が表、左が裏) 直径19.00mm。アルミニウム1,000、1.200グラム 発行/昭和15年 通用禁止/昭和28年 裏面に描かれている鳥は「金鵄(日本書紀に登場する伝説のトビ)」
下段:臨時補助貨幣 5銭錫貨幣(鳩)(昭和20-21年(1945-1946年)) 直径17.00mm。リスズ930 亜鉛70、2.000g 発行/昭和20年 通用禁止/昭和28年 |
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■ 寛永通宝(表)[別窓]
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登録: 2011/06/13(Mon) 21:16 更新: 2011/06/13(Mon) 21:16
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フラッシュが強くて、ちょっとぎらついてますが……。
一文銭の内、上段と中段の右側、下段は多分寛文年間の鋳造の「寛永通寳亀戸銭(文銭・大仏銭)」と思われる。 また中段左端は元禄期鋳造の新寛永(荻原銭か四ツ宝銭?)と思われる。 |
江戸時代のお金である寛永通宝だが、じつは明治以降も「補助貨幣」として引き続き通用していた。 明治4年のレートで、 寛永通寳銅一文銭:1厘、寛永通寳真鍮四文銭:2厘 明治5年には 寛永通寳鉄一文銭:1/16厘 寛永通寳鉄四文銭:1/8厘 の価値とされた。 明治政府発行の1厘硬貨は数が少なかったので、寛永通宝は1厘単位の貨幣として重宝されていた。 法的には昭和28年末に「小額通貨の整理及び支払金の端数計算に関する法律」が施行されるまでは通用するお金だったわけ。
ちなみに1厘は「1円の1/1000」「1銭の1/10」を指す通貨単位(補助単位)。 戦後の昭和28年(1953年)の「小額通貨の整理及び支払金の端数計算に関する法律」成立により、銭と厘はお金としては使われなくなった。 ただし、現在は「通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律」により「一円未満の金額の計算単位」として定められている。 (外為取引なんかで「1ドルは82円32銭」なんて言い方をする時に使う) |
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