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ここは【お姫様倶楽部Petit】の備忘録的リンク集【Petitの本棚】です

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[フェアリーテール]アンデルセンの童話 おやゆび姫
作家名:ハンス・クリスチャン・アンデルセン
訳者名:楠山正雄

子供を欲した女の人が、魔女から貰った不思議な種は、やがて芽を出しつぼみを付けた。
女の人がつぼみにキスをすると、開いた花の真ん中に、親指ほどの背丈の可愛らしい女の子――おやゆび姫が座っていた。
ある晩ヒキガエルに攫われたおやゆび姫だったが、魚たちの協力を得て脱出。
川を下るおやゆび姫を攫った黄金虫だったが、他の虫たちがおやゆび姫のことを「人間のようでみっともない」と言うので、追い出してしまう。
森をさまよい歩いたおやゆび姫は、野鼠の巣にたどり着く。野鼠の小母さんは親切心もあって、おやゆび姫を裕福な土竜の花嫁に勧める。
鼠の巣と土竜の巣の間の通路に、一羽の燕が横たえられていた。おやゆび姫は可哀相に思って、枯葉や綿を掛けてやる。
暖かさで息を吹き返した燕を、おやゆび姫は看病した。
春が来て、燕は飛びだった。親切な鼠の小母さんを一人にしたくないおやゆび姫は残ったが、土竜との婚礼を勝手に進められてしまう。
一夏掛けて婚礼の準備が行われ、秋には結婚の段取りが決まる。
おやゆび姫が日の光に別れを告げるため外に出ると、春に見送った燕がやってきて、南の国へ誘う。
南の国の花園にはおやゆび姫とよく似た背格好の花の天使が住んでいた。
おやゆび姫は花の王様に見初められて花嫁となる。そしてマイヤ(マーヤ:Maja。ギリシア神話のプレイアデス七姉妹の長女、あるいはローマ神話の豊穣の女神に由来する名前)という名を与えられた。

底本:現代日本文學全集第三十三篇,改造社,昭和三年二月二十五日印刷,昭和三年三月一日發行。 (2009/10/19(Mon) 17:25)
[フェアリーテール]アンデルセンの童話 裸體《はだか》の王樣(王様の新しい服)
作家名:ハンス・クリスチャン・アンデルセン
訳者名:楠山正雄

兎に角新品の服を着るのが大好きな王様。
ある時やってきた2人の詐欺師。自分たちは機織師で、身分に相応しくない仕事をしているような者や愚かなやくざ者には見えない不思議な布を織れるのだとふれこんで、王様から注文を取り付ける。
仕事の様子を覗きに行った王様、織られているはずの布が見えずに「自分は王に相応しくないのか」と狼狽する。
大臣にも役人にも布は見えない。でも見えないと知られれば自分は無能だと思われると、見えない布を褒めそやす。
やがて詐欺師たちは布を織り上げたふりをして、衣裳を仕立て上げたふりをして、王様に着せるふりをした。
有りもしない服を着た王様は、鏡の前で服が見えるふりをする。
大臣も貴族も役人も、自分が無能だと思われたくないものだから、見えない服を褒めちぎる。
そのまま町へお練りになった王様一行。
町の人々も無能なやくざ者とは思われたくない一心で、見えない服を褒め称える。
奇妙な行列が進む中、一人の子供が叫ぶ。
「あの人なんにも着てない」
その言葉を胸に重く受け止めた王様だったが、それでも「堂々と行列を続けなければならない」とて、ますます威張った様子で練り歩いたのだった。

底本:現代日本文學全集第三十三篇,改造社,昭和三年二月二十五日印刷,昭和三年三月一日發行。(2009/10/19(Mon) 17:23)
[フェアリーテール]アンデルセンの童話 天使
作家名:ハンス・クリスチャン・アンデルセン
訳者名:楠山正雄

死んでしまった子供の魂を天国に運ぶ天使。その道すがら子供に、両手いっぱいの花を摘みそれを御前に運ぶと地上で咲いていたときよりもずっと美しい花を咲かせるのだと、語る。
子供は折れて萎れた薔薇の花やあまり人に好かれない金銭草(ユキノシタ?)、野菫などを摘んだ。
天使は大きな町の裏通りを飛び、道端に打ち捨てられている枯れた鉢植えの花も取り上げた。そしてその花の元の持ち主の子供の話を語った。
病弱で部屋から出たことのない一人の子供。友人から貰った根のついた草を鉢に植え、丹精していた。
その子供が死んだ後、花は置き去りにされて枯れてしまった。でもその子供にとっては女王の花園よりもずっと大きな喜びを与えてくれた花だった。
天使の腕の中の子供は、何故天使がこの枯れた花のことをそんなに詳しく知っているのかと訊ねた。
天使は答える。その子供は自分だと。
天国についた子供は天使の羽根を貰い、花は美しく咲く。天使たちと花は声を揃えて幸せの歌を唄うのだった。

底本:現代日本文學全集第三十三篇,改造社,昭和三年二月二十五日印刷,昭和三年三月一日發行。(2009/10/19(Mon) 17:18)
[フェアリーテール]アンデルセンの童話 マッチうりのむすめ(マッチ売りの少女)
作家名:ハンス・クリスチャン・アンデルセン
訳者名:楠山正雄

雪の降る大晦日の晩、貧しい娘が母の靴を履いてマッチを売りに出かける。
サイズの合わない靴は途中で脱げてしまい、その片方は更に貧しい少年が「子供が生まれたらゆりかごにできる」と持ち去ってしまった。
年の瀬の慌ただしさの中、少女からマッチを買おうという者はいない。かといって売り上げもなく家に帰れば父親に叱られる。
寒さに凍えた少女は少しでも暖を取ろうと考え、売り物のマッチを擦る。
少女は小さな炎の中に大きな暖炉や年越しのご馳走の幻を見るが、火が消えれば幻も消える。
三本目のマッチの炎の幻のクリスマスツリーは、天国の星々のような光を残して消えた。その星の一つが流れ落ち、少女は亡くなった祖母を思い出した。
四本目のマッチに火を付けると、その祖母の幻が現れた。少女は残ったマッチ総てに火をともす。大きな光の中の祖母は、少女を抱きしめた。
新年の朝、町の人々はマッチの燃えさしを手に微笑んだまま座る、少女の亡骸を見つけた。

底本:現代日本文學全集第三十三篇,改造社,昭和三年二月二十五日印刷,昭和三年三月一日發行。
(2009/10/19(Mon) 17:17)
[フェアリーテール]小夜啼鳥(NATTERGALEN)
別訳では「皇帝と夜啼鶯」「皇帝とナイチンゲール」と題されることも。

作家名:ハンス・クリスチャン・アンデルセン
訳者名:楠山正雄
翻訳初出:「アンデルセン童話全集」1924年(大正13年)9月
【あらすじ】
昔々の中国(支那)のお話。
皇帝陛下の御苑には素晴らしい花が咲き、立派な林があります。
この林に一羽の小夜啼鳥(さよなきどり)が棲んでいて、良い声で啼いておりました。
あまりに素敵に啼くので、旅人は「これこそこの国で一番のもの」と思って故郷への土産話としました。国中の人たちも「これがこの国で一番良い物」と感じていました。
ですから外国の人たちも国の詩人たちも小夜啼鳥のことをが本にまとめ、詩にしました。
その本を何冊か読まれた皇帝陛下は、初めてご自身の御苑に小夜啼鳥がいることを知り、それがどのような鳥であるのかを侍従長に訊ねました。
侍従長はこの鳥のことを知りませんでした。
そこで、御殿と御苑を探し回り、厨房の女中の案内で小夜啼鳥のところへやってきました。
侍従長は小夜啼鳥が灰色の地味な小鳥であることに少しがっかりしました。
しかしその鳴き声が素晴らしいので、小鳥に陛下の前で歌うようにと命じました。
小夜啼鳥は陛下ご自身が林に来られて声を聞くのが一番だと思っていましたが、陛下のお望みであるならと、御殿の中に行って歌うことにしました。
きらびやかな御殿の中で小夜啼鳥が啼きますと、あまりに素晴らしい歌声に、皇帝陛下は泣いてよろこばれました。
ある日、皇帝陛下の元に日本の天皇陛下から荷物が届きました。
開けてみますと、それは金銀と宝石で作られた、ネジを巻くと本物そっくりに歌う、小さな小夜啼鳥の細工物(オルゴール)でした。
皇帝陛下はよろこんで、本物小夜啼き鳥と合唱させようとしました。
でも本物は自由にしか歌えませんし、細工物は決められたとおりにしか歌えません。
皇帝陛下の周りの人たちは、勝手に歌う本物は無礼で、決まったとおりに歌う細工物の方が優れていると言いました。
皆が細工物の声に聞き惚れている間に、本物の小夜啼鳥は御殿から出て行きました。
細工物の小夜啼鳥の声を聞いた国中の人々がみな大変に褒めるので、本物の小夜啼鳥は国の中に居場所がなくなってしまいまったのです。
皇帝陛下は細工物の小夜啼鳥が大変気に入って、寝台近くの絹の布団の上に座らせました。
一年が過ぎて、国中の人たちが細工物の小夜啼鳥の歌声をそらんじられるほどになった頃。
皇帝陛下が細工鳥の歌をお聴きになろうといたしますと、鳥は鳴かず、お腹の中からは歯車の空回りする音ばかりが聞こえてきました。
時計屋さんが修理にかかって、どうやら細工物は治りました。
ですが、一番肝心な軸受けの部品が磨り減っていて、それを取り替える術がないというのです。
こうして細工物の小夜啼鳥は一年に一度だけしか歌わせることができなくなりました。
皇帝陛下は大変悲しんで、五年の後にはとうとうご病気になられてしまいました。
それは大変重いご病気でしたので、家臣達は陛下は今宵の内にはお隠れになるだろうと信じたほどでした。
夜、床の中で陛下は音楽を聴きたいと仰いましたが、枕元の小夜啼鳥はネジをくれていないので少しも動きません。
すると突然、窓辺から可愛らしい歌声がしました。
本物の小夜啼鳥が、皇帝陛下がご病気だと聞いてやってきたのです。
本物の小夜啼鳥の歌声は、陛下に取り憑いた死神を追いやり、陛下はみるみるうちに御快復なさいました。
皇帝陛下は小夜啼鳥に御殿から追い出してしまった事をお詫びになりました。そして小夜啼鳥にご褒美を取らせようとなさいました。
ですが小夜啼鳥は「褒美はもう頂戴しています。最初に御前で歌った時に陛下が流された涙は、詩を歌う者にとっては宝石と同じです」と申しました。
陛下は小夜啼鳥に側にいるように仰りました。作り物の方はは壊してしまうと言うのです。
しかし小夜啼鳥は、細工物は細工物として立派に働いたのだから壊してはいけないと申します。
そうして、自分は御殿に住むことはなく、国で起きているいろいろなことを見聞きして、それを陛下の窓辺で歌って聞かせるとも申しました。ただし、そのようにして国中のことを陛下に伝えている者が居るのだと言うことを、誰にも仰らないで欲しいと願いました。
皇帝陛下は小夜啼鳥と約束をかわしました。
小夜啼鳥は飛び立ってゆきました。
陛下が御崩御されたに違いないと思いこんで、お顔を拝しにやってきた家臣達は、護寝所に入ったところで立ちすくみました。
すっかりお元気になられた皇帝陛下が、「みなの者、お早う」と仰ったからです。
青空文庫で公開されている元のファイルには挿絵の画像データが付随していますが、こちらに転載するに際してテキストデータのみ抜粋いたしました。
(2009/02/19(Thu) 15:33)
[児童文学・童話]絵のない絵本
作家名:ハンス・クリスチャン・アンデルセン
訳者名:katokt

月が語った、三十余編の小さな物語。
一応「童話」に分類するが、結構シビアな内容のものもあるので、大人向きのお話じゃなかろうかと。
(もっとも、アンデルセン童話は大概がシビアで大人向きだけども)

最後のお話についてちょびっとだけ解説。
眠る前のお祈りをしていた小さな女の子に対して、お母さんが
『日々のパンってところで、いつも聞き取れないけど何かいってるわね』
とたずねるところがある。
このとき小さな女の子が唱えていたのはキリスト教の「主の祈り」で、以下のような内容のもの。
英語(欽定訳)日本語(プロテスタント訳)
Our Father which art in heaven,
Hallowed be thy name.
Thy kingdom come,
Thy will be done in earth,
as it is in heaven.
Give us this day our daily bread.
And forgive us our debts,
as we forgive our debtors.
And lead us not into temptation,
but deliver us from evil:
For thine is the kingdom, and the power, and the glory, for ever.
Amen.
天にまします我らの父よ
願わくはみ名をあがめさせたまえ
み国を来たらせたまえ
み心の天に成る如く
地にもなさせたまえ
我らの日用の糧を今日も与えたまえ
我らに罪を犯す者を我らが赦す如く
我らの罪をも赦したまえ
我らを試みに遭わせず
悪より救い出したまえ
国と力と栄えとは限りなく汝のものなればなり
アーメン
「Give us this day our daily bread.」の所をストレートに訳すと「私たちの『日々のパン』を今日も与えてください」になる。
厳密に言うと「daily bread」で一つの熟語になっていて、「日々の糧」「日々の生計」「毎日の暮らし」といった意味なので、この一文は「今日も一日真っ当に暮らして行けますように」ぐらいの意味合いになる。
四才の女の子に大人の言い回しなど判る筈もなく、でも、お祈りはちゃんと決まったように言わないといけないだろうとは思っている。
で、口の中でもぞもぞっと、小さな贅沢をお願いしてみている、と言ったわけなのでありました。
(2008/10/23(Thu) 16:17)
[フェアリーテール]ブタ飼い王子
作家名:ハンス・クリスチャン・アンデルセン
訳者名:宮城麻衣

貧しく小さな国に、立派な王子がいた。
彼は皇帝の姫に求婚するため、素晴らしいバラと小夜啼鳥ナイチンゲールを贈る。
造花の薔薇とオルゴールのナイチンゲールしか知らないらしい姫は、それらが「本物」であること知ると気味悪がって、贈り主に合うことを拒んだ。
自分の贈り物を認めて貰えなかった王子は一計を案じ、貧しい身なりに変装して宮殿へ行き、豚飼いとして雇い入れて貰う。
豚小屋で仕事をしながら、王子は不思議なだけれど何の役にも立たない玩具を作り出す。
それがどうしても欲しくなった姫に、豚飼いは姫に「100回のキス」を要求する。
どうしても玩具が欲しい姫は、泥まみれに汚れた豚飼いにキスをすることに。
ようやく86回目が済んだとき、その破廉恥な様子が皇帝に知れ、姫は豚飼い共々宮殿から追い出されてしまう。
国を追われるくらいなら、最初から小国の王子と結婚しておくのだった、と後悔する姫。
すると豚飼いは王子の正体を明かして曰く
「あなたはあのバラやナイチンゲールの価値も分からなかった。それなのにあなたは、あんなくだらないおもちゃのためにはブタ飼いにだってキスしようとする。その報いをいま受けるのです」
王子は自国の宮殿に戻ると姫の眼前で門を閉めきってしまうのだった。
(2008/01/06(Sun) 12:15)
[フェアリーテール]おやゆび姫
作家名:ハンス・クリスチャン・アンデルセン
翻訳者:大久保ゆう

子供が無いことを悲しんだ女性が、銀貨12枚と引き替えに魔法使いから貰った一粒の大麦。
鉢に植えるとすぐに芽を出し、チューリップのような葉を出し、チューリップのような花を付ける。
開いた花の中には親指ほどの女の子が座っていた。
おやゆび姫と呼ばれることになった女の子は、女性に愛されて成長する。
しかしある晩、母ヒキガエルにさらわれてしまう。
おやゆび姫が蓮の葉の上で泣いていると、メダカが哀れんでハスの葉の茎を囓りきり、逃がしてくれる。
川を流されたおやゆび姫はコガネムシに捕らわれるが、他のコガネムシから醜いとののしられ、ヒナギクの花の上に捨てられてしまう。
冬になり、寒さに凍えるおやゆび姫は野ネズミの婆さんに助けられる。
野ネズミと隣人のモグラの住処の間のトンネルに、凍えた燕が倒れていた。おやゆび姫は燕を介抱する。
やがてモグラがおやゆび姫を妻にしたいと申し出た……。
(2008/01/04(Fri) 16:25)
[フェアリーテール]はだかの王さま
作家名:ハンス・クリスチャン・アンデルセン
翻訳者名:大久保ゆう

原題「The Emperor's New Suit(直訳:陛下の新しい服)」
王様が好きなのは着飾ること。
それも一時間ごとに服を着がえて、見せびらかし、皆にうらやましがられるのが何より好き。
ある日ご城下に詐欺師が二人現れた。
自分たちを布織り職人で、世界でいちばんの布が作れると称して、曰く
「自分にふさわしくない仕事をしている人と、バカな人にはとうめいで見えない布なのです。」
これを聞きつけた王様、早速二人を召し出して、件の布を織らせることに。
王様からたくさんのお金をせしめた詐欺師達は早速布を織り始めました。
ところがというか当然というか、織られているはずの布は、大臣にも家来にも、王様にも見えなかった……。
(2008/01/04(Fri) 15:18)
[フェアリーテール]赤いくつ
作家名:ハンス・クリスチャン・アンデルセン
翻訳者名:楠山正雄

木靴を履いた貧しい娘カレンが、いつも足の甲を赤く腫らしているのをいじらしく思った村の靴屋の奥さんは、赤い羅紗布の古切れで小さな靴を作って贈った。
みすぼらしい靴だったがこれより他に履く物のないカレンは、母親の葬式にもこの靴を履いていた。
裕福な老婦人が彼女を引き取ってくれたが、みすぼらしい赤い靴は捨てられてしまった。
ある日、美しい王女が赤い靴を履いているのを見たカレンは、心を奪われる。
堅信礼(キリスト教で信仰告白をする儀式。カトリックの場合、一部地域では成人式のような扱いとなる)の衣裳を誂えたカレンは、老婦人に連れられて靴屋へ。
ガラス張りの棚には王女が履いていたのとそっくりな靴があった。
目の悪い老婦人はそれが真っ赤な色であると気付かずに、カレンに買い与える。
カレンもそれが赤い色であるということをあえて口にしない。
堅信礼に望んだカレンだったが、儀式の間も説法の間も、赤い自分の靴のことばかり考えていた。
老婦人は周囲からあの靴が赤い色だと知らされて、初めて不作法に気付かされた。老婦人はカレンに、次に礼拝に行くときには古い黒い靴を履くようにと念を押す。
しかし古い靴と赤い靴を見比べたカレンは、その日も赤い靴を選んでしまった……。
(2008/01/04(Fri) 15:07)
[フェアリーテール]雪の女王 七つのお話でできているおとぎ物語
作家名:ハンス・クリスチャン・アンデルセン
翻訳者名:楠山正雄

1話:悪魔が良い物は醜く、良くない物は美しく写る鏡を作る。慢心した悪魔達がそれで神や御使いを映そうと天界に向かうと、鏡は割れて四散する
2話:ある国にすむ優しい男の子カイと気丈な女の子ゲルダは、きょうだいのような仲良し。
ある日、悪魔の作った鏡の欠片がカイの目に刺さり、カイの心は歪んでしまう。
冬が訪れ、一人でそり遊びをしていたカイは、雪の女王にさらわれ、家族のこともゲルダのことも忘れてしまった。
3話:村の人々はカイが川に落ちて死んでしまったと思いこんだ。しかしゲルダは春の太陽や川の水に教えられ、カイが生きていると悟る。
小舟に助けられて川を下ったゲルダは、一人暮らしの寂しい魔女に悪意のない魔法をかけられ、カイのことを忘れかけてしまう。しかし花々の声を聞くうちに心を取り戻し、再びカイを探す旅を始める。
4話:烏に「カイに似た子供が王女さまのところにいる」と聞いたゲルダは、烏と一緒にお城に向かうが、そこにいたのはカイに少しだけ似たところのある別人の王子だった。
5話:旅を続けるゲルダは森の中で追いはぎに襲われた。危うく殺されそうになるが、女頭目の娘に気に入られ、トナカイを一頭貰ってその背に乗って旅を続ける。
6話:ラップランドの女やフィンランドの女から「カイは雪の女王の城にいる」と教えられたゲルダ。
フィンランドの女に「カイの身体から鏡の欠片を取り出す」ように言われるが、途中、雪の大軍に襲われる。一心に祈り、天使の軍勢に助けられた彼女は、雪の女王の城へ向かう。
7話:雪の女王の城で絵合わせをするカイだったが、悪魔の鏡の欠片の所為で、それを正しく並べることができないでいた。
たどり着いたゲルダが凍り付いたカイの身体に抱きつき、祈りながら涙を流すと、カイの心と体は融け、鏡の欠片も外れる。
心を取り戻したカイは絵あわせを正しく揃え、ゲルダと共に女王の城から抜け出す。
ラップランドの女に別れを告げ、追いはぎの娘から優しい烏の話を伝え聞き、春の訪れる故郷に向かって歩き続ける……。

底本:「新訳アンデルセン童話集 第二巻」同和春秋社   1955(昭和30)年7月15日初版発行
(2007/07/04(Wed) 13:39)
[フェアリーテール]野のはくちょう
作家名:ハンス・クリスチャン・アンデルセン
翻訳者 楠山正雄
11人の王子と1人の姫の父王が新しく妃を迎えたが、彼女は子供達を嫌っていた。
姫を悪様にいって王と王城から遠ざけさせると、王子達を呪って白鳥に変化させた。
成長した姫は、兄王子達の呪いを解く術は刺草で帷子を編み、着せることことと知る。しかも、帷子を編む間は一言も口をきいてはならない。
手指を血まみれにし無言で刺草を編み続ける姫を魔女と思いこんだ高僧は、彼女を火あぶりしようとする……。
別訳タイトル「白鳥の王子」
(2006/10/16(Mon) 13:49)