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[文学論など]芸術としての探偵小説
作家名:野村胡堂

銭形平次捕物控でおなじみの捕り物作家である胡堂先生による、1949年(昭和24年)宝石社刊行探偵小説専門雑誌『宝石』「百万円懸賞探偵小説コンクールC級(短篇部門)」の選評。
コンクール入選作品が発表されたのは「第3巻1号 通巻7号(昭和25年2月20日発行)」で、胡堂先生初め五名の先生方による「百万円懸賞当選作をめぐって」が掲載されたのは「第3巻2号 通巻8号(昭和25年4月20日発行)」
なお、文中上げられたタイトル「かむなぎうた」は日影丈吉の作で、二席。「黄色の輪」は川島郁夫の作で同じく二席。「『罪ふかき死』の構図」は土屋隆夫で一席(一等)の作品。
(参考資料:海外ミステリ総合データベース・ミスダス「別冊宝石総目録」)
(2014/01/30(Thu) 22:00)
[文学論など]捕物小説のむずかしさ
作家名:野村胡堂

銭形平次捕物控でおなじみの捕り物作家である胡堂先生が、捕物小説に関して書いた短文エッセー。
 私は草深い奥州の百姓の子として生れた。私の少年時代には、家族のうちにも、天保安政生れの老人があり、南部藩の百姓一揆の恐ろしさを身を以て経験した人も少くはなかった。従って私は侍階級の横暴と驕慢をいやが上にも聴かされて育ち、筆を執るようになってからは、侍階級の歪められた道徳を、非難し揶揄やゆすることに興味を持っていたらしい。
江戸は遠くになりにけり……。
(2014/01/30(Thu) 21:32)
[文学論など]探偵小説と音楽
作家名:野村胡堂

銭形平次捕物控でおなじみの捕り物作家であり、音楽評論家でもある胡堂先生が、探偵(推理)小説と音楽に関して書いた短文エッセー。
 これは他の場合にも書いたことであるが、小説の中に扱われた音楽の知識が、どんなに間違って居るかを、刻明こくめいに集めた英文の著書があるということだが、不思議なことに日本の小説に現われた、音楽上の誤謬と出鱈目については、まだかつて指摘した人は無いからだ。
両方の知識を持つ胡堂先生だからこその一文。
(2014/01/30(Thu) 17:40)