戸惑いのウエディングエマ・ダーシー (著), 吉田 洋子 (翻訳) ,ペニー・ジョーダン (著), 高木晶子 (翻訳)
収録作品
◆買われた結婚 初版:
2002/06(ハーレクイーン・イマージュ)エマ・ダーシー (著), 吉田 洋子 (翻訳)
大企業の最高経営責任者ブライス・テンプラーは、気ままな独身生活を謳歌していたが、ついに結婚を決意した。
重病で余命わずかな父親に、妻をめとって子供をもうけなければ会社の経営権を剥奪すると脅されたのだ。
しかし、ふさわしい候補者はなかなか見つからない。
そんなとき、ブライスは本社会議で一人の女性に出会った。サニーという名の、明るくて温かい女性だ。
ブライスは彼女を密かに花嫁候補と決め、夕食に誘った。
だが、サニーは雲の上の男性から招待されておじけづき、今にも逃げ出してしまいそうに見える。
ブライスは自分に言い聞かせた。
事を急ぎすぎるな! ゆっくり説得して、僕との結婚に同意させるんだ。
◆脅迫結婚 初版:
2003/02 (ハーレクイン・ロマンス)ペニー・ジョーダン (著), 高木晶子 (翻訳)
イモジェンは十八歳の時ドラッコと婚約し、心から幸せを感じた。
十歳年上で、亡き父の右腕とも言われていたドラッコは、子供のころからイモジェンの憧れの男性だったのだ。
だが結婚式の日、義母がドラッコとのただならぬ関係をほのめかす。
それを否定しようともしない彼に失望し、彼女は教会から逃げた。
四年後、突然ドラッコが彼女の前に現れて言い放つ。
「君はまだぼくの妻だ。君にはぼくの子供を産んでもらう」