ただ一度あなただけ (ハーレクイン文庫 173)キャロル・モーティマー (著), 原 淳子 (翻訳)
父親が健康を害して温暖な地に移住し、エリーは小規模なホテルの経営を任された。
妹夫婦とともに必死で切り盛りしてきたのだが、妹ベスの夫ジェイムズが、夫婦喧嘩のあと姿を消してしまった。
心配しているところに、突然、ジェイムズの友人で辣腕の事業家、ダニエル・サッカリーから滞在予約が入り、ベスがパニックに陥った。
彼はホテルの乗っ取りをたくらんでいるのだと悩んだり、夫が離婚訴訟を起こそうとしていると恐れたりしている妹に代わって、エリーはダニエルの動きを探り始めた。
恋人連れで現れたのに、婚約者から来週の結婚式について再三電話が入る。
さらには、連れが帰ったので部屋に来ないかと彼女を誘ってきた。
まったく、信じられないほど厚かましい男だわ。
できるだけ距離をおこうと考えた矢先、病欠の従業員に代わって、ダニエルの部屋のベッドメーキングをすることになってしまった。
大きくノックをして不在を確かめてから中に入っていくと、バスルームのドアが開く音がし、エリーは凍りついた。
振り返るとそこには、一糸まとわぬ姿のダニエルが立っていた!
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