プリンスとスキャンダル著者: キャロル・マリネッリ
訳者: 美琴あまね
現代ヨーロッパの架空の王国「ニローリ」を舞台としたロマンス「
ニローリ・ルールズ
」シリーズの第3弾。
ニローリ王家には厳格な家訓「ニローリ・ルールズ」がある。
王家に名を連ねる人々は、この家訓を守らねばならない……。
メグはヨーロッパを旅行しながら兄のアレックスを訪ねてニローリにやってきた。
ところが港に迎えに来るはずの兄は姿を見せず、やむなくメグは旅費の足しにカジノのキッチンで皿洗いを始めた。
最初の晩、彼女が働くキッチンにルカ・フィエレッツァが現れた。
ニローリの王子であり、カジノのオーナーでもある彼はまぶしいほど容姿端麗で威厳に満ち、セクシーだ。
危険だわ。
メグの心の中で警鐘が鳴り響くと同時に、ルカは鋭い瞳で彼女を見据え、明日には別の仕事を用意すると告げた。
今回のヒロイン・メグは
ドクターはプリンスでヒーローだったアレックスの妹です。
ニローリ・ルールズ(抄録)
1、王家の信頼を失う様なふるまいをした王族は、王位継承権を失う。
2、婚姻には君主の承認が必要。
3、王国に危機を招くような婚姻は承認されない。
4、君主は離婚歴のある人物と結婚することはできない。
5、王室内の血縁関係にある者同士が婚姻することを禁ずる。
6、君主は王族の教育について命令を下すことができる。
7、王族が支払い能力を超える債務を負う場合には、君主の承認が必要。
8、王族が遺産相続および財産の寄付をする場合、君主の承認を必要とする。
9、君主は国民のために人生を捧げるべし。
10、王族は国内または君主が承認した国に居住すること。