お姫様舞踏会 舞殿の【女帝(エンプレス)】
【あらすじ】
【概要】
この物語はお姫様倶楽部発行のビジュアルノベルゲーム「お姫様舞踏会オフラインスペシャル(PC専用)」の隠しシナリオをベースにした小説です。
【粗筋】
ギネビア宰相姫から特別な招待状を受け取った「没落貴族の嗣子」と「その護衛役」。
舞踏会への出席を固辞する彼等をギネビアが説得している頃、接待役のスタッフとして弱小貴族の三男坊ピエトロが登城した。
広い宮殿の中でピエトロが出会ったのは、遠国から招かれた舞姫パトリシアだった。
5人の男女が織りなす、舞踏会の裏側絵巻。
【登場人物】
ギネビア姫
政治的な思惑から舞踏会を主催したミッド王国宰相姫。
招待客同士の縁談を積極的にすすめる。
その一方、彼女自身の縁談は「我が伴侶は国家なり」として悉く断っていおり、そのために幾人もの男性が涙を呑んでいる。
ピエトロ
ミッドの属領の小国の王子。三男坊の冷や飯食い。
ギネビアの命令で舞踏会への接待係として参加する。
良き伴侶を得て、自国から出ること(つまり「逆玉」)を狙っている。
正義漢と使命感はあるが、かなり抜けたところがあり、少々頼りない若者。
パトリシア姫
山深い小国の姫。舞踏神に仕える巫女にして舞姫。
舞踏会への参加には積極的ではなかったが、ギネビアが「ある条件」を提示したため、参加を決めた。
知り合いのいないミッドの宮殿内で心細い思いをしている。
エル・クレール
ある小国の王太子だが、身分を隠して流浪の旅をしている。
ギネビアとは親の代からの友人同士で、彼女からの要請を断り切れず、舞踏会に出席することとなった。
正義漢の強い生真面目な若者。
ツンデレ。
ブライト・ソードマン
エル・クレールに付き添う巨躯の中年剣士。
剣士としての腕は確かだが、柄と口と態度と手癖がすこぶる悪い。
ギネビアとは古くからの知己であり、彼女の所願を断れず、舞踏会に出席することを承諾する。
色んな意味で「変態」。
執事長ラムチョップ
ギネビアに仕える忠実かつ優秀な執事。
ギネビア直属である事への誇りからか、身分が上の人物に対しても横柄な態度を取ることがある。
【本編】舞殿の【女帝(エンプレス)】
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