スコット・ロバートソンのHow to Render : アイデアを明確に伝える 光と影、反射の描き方スコット・ロバートソン (著), Scott Robertson (著), トマス・バートリング (著), Thomas Bertling (著), 平谷 早苗 (編集), 株式会社Bスプラウト (翻訳)
出版社: ボーンデジタル (2015/7/31)
アイデアを線画として描いたら、デザイナーには、オブジェクトに質感を与え、アイデアをいっそう明らかに示すことが求められます。
現実世界に存在しないものは観察して描くことができません。つまり、想像の世界は現実よりも描くのが難しいのです。物理の原則を知れば、悩むことなく想像の世界を描けるようになります。
本書の前半では、光と影の物理的な性質を理解します。遠近法を用いて影を描く方法と、サーフェスに正確な明度を適用する方法を習得します。後半は反射に的を絞り、反射の物理的な性質を理解します。そして、その知識を活用しながらさまざまな材質を描く方法を習得します。
書籍のページには、「観察」または「実行」のアイコンが示されています。現実世界の観察について述べているページ、その知識を利用して実際に描く演習の別を示すものです。
前著、「スコット・ロバートソンのHow To Draw」に続き、スコット・ロバートソンとトマス・バートリングの2人が、光と影、反射の表現方法を詳細に説明します。合わせて26年を超える教育経験で培ったノウハウを分かりやすく解説しています。
本書の内容を読んだ後には、付属の動画によってさらに理解を深めることができます。
永沢まことの街歩きスケッチ入門 (玄光社ムック)永沢まこと (著)
出版社: 玄光社 (2015/7/30)
「ペン1本でこんなに描ける!!」
これが本書の肝でもあります。著者は、ペンによる線画を中心に世界中をスケッチしてきたプロです。
下描きはいらないの? 構図やトリミングはどうするの? スケッチの経験がないけど? とお思いの方、心配いりません。本書では初心者から中級者へ向けて作られていて、上記の疑問に対して永沢さんが丁寧に解説しています。本当にペンが1本あれば、絵は楽しくあなたらしく描けるのです。
「身近な“街”を歩きながら、スケッチを楽しもう」
これも本書で提唱する特徴です。生活を繰り返す中で、“絵を描きたい”“スケッチを楽しみたい”という気持ちを形にしていく。そのためのステップを優しく伝えています。絵を描きたい気持ちに初心者も上級者も関係ありません。都市空間の中にも絵を描く喜びは満ちています。カフェも自然もビルも雑踏も、見方を変えれば素敵な絵の題材です。
さあ、あなたもペンと紙を持って街に出かけましょう!