蛋白石(オパール・Opal)誕生石に指定している国:アメリカ イギリス オーストラリア カナダ 日本
石言葉:希望・無邪気・心の歓喜・潔白
サンスクリット語の「upala(貴い石)」が語源。
「オパール」はドイツ語読みで英語読みだと「オーパル」となります。
内部に10%ぐらいまでの水分を含んだ
石英の仲間です。
宝石として扱われるものは、ノーブル・オパール(貴蛋白石、Noble Opal)といいます。
透明〜半透明で、ガラス光沢・樹脂光沢があります。
無色のものから乳白色、褐色、黄色、緑色、青色など様々な色合いを持っていますが、
黒や灰色といった暗い色の中に強い遊色効果が出たブラックオパールがもっとも高価だとされています。
色、透明度、遊色効果(光の干渉・回折によって発生する虹色の輝き)の強さにより沢山の「変種」に分類されます。
含まれた水分と石その物の構造によって遊色効果が変わり、様々な色を反射する、この遊色効果という特性から、変化を象徴すると言われています。
比較的もろい石(モース硬度は、5〜6。)で、高熱に晒されたり、乾燥しすぎると割れることがあるので扱いには注意が必要です。
(お店によっては、オパールのショーケースの中に水の入った小瓶やグラスを置いて、乾燥を防いでいます)
忍耐・哀しみを乗り越えることを象徴しています。
現状打破・変化が欲しいとき、柔軟性がほしいとき、優しさが欲しいときに。
電気石(トルマリンTourmaline)誕生石に指定している国:アメリカ 日本
石言葉:希望
語源はシンハリ語(セイロン島の現地語)で「多くの色を持つ」事を意味する言葉の「トルマリ」(turmali)。
語源の示すとおり、多彩な色合いを発色します。
和名の語源は「地球上に存在する鉱物の中で、唯一自ら電気を帯びる鉱石」であることから。
静電気を帯びており、軽い物質を吸着する作用があります。
このため、静電気や電磁波を防ぐと言われています。
携帯電話のストラップにぴったりの石ですが、まだ研究は始まったばかりです。
歓喜・安楽、そして忍耐と悲哀を克服することを象徴しています。
赤色系のトルマリンを
ルベライト(Rubellite)と呼びます。
ロマンチックな恋を成就させたいとき、愛を捧げたいとき、チームワークを強めたいときに。
緑色系のトルマリンを
ヴァーデライト(Verdelite)と呼びます。
痛みから解放されたいとき、商売繁盛・金運のお守りに。
緑系のトルマリンの中で、ネオン光のような青みがかったグリーンに発色したものを特に
パライバトルマリン(Paraiba Tourmaline)と呼びます。
大変希少な「宝石」として扱われています。
わずかに緑がかった青系のトルマリンを
インディゴライト(Indigolite)と呼びます。
パライバトルマリンに次ぐ希少さで、やはり高額で取引されます。
黒いトルマリンを
ショール(Schorl)と呼びます。
精神的なショックから身を守りたいとき、勇気が欲しいときに
緑と赤系の色のバイカラーで、スイカのような色のトルマリンは
ウォーターメロントルマリン(WaterMelon Tourmaline)と呼びます。
バランスを取りたいとき、協調性が欲しいとき、争い事を収めたいときに。
虎目石(タイガーズアイ・タイガーアイ Tiger's Eye)誕生石に指定している国:カナダ
石言葉:正しい判断・生命力・浄化・闘志・活力・精神力を養う
リーベック閃石(青石綿)
※に二酸化珪素(石英)が染みこんだ、クオーツ(水晶)の変種。
茶色の地色に金の光のシャトヤンシー効果が浮かぶキャッツアイ(Cat's Eye 猫目石)の一種です。
独特の縞模様は、青石綿に含まれる鉄分が酸化することによってつくられます。
灰青色の青虎目(ブルータイガーズアイ)は、鷹目石(ホークアイHawk's Eye 石言葉:成功への導き)とも呼ばれます邪気払いの力が他の猫目石よりも強力だとして、古来より珍重されています。
酸化が進んで(或いは熱処理を施して人工的に酸化を進ませて)赤い色を発する物は「レッドタイガーズアイ(赤虎目石)」と呼びます。
石言葉は「運命の破壊と創造」
塩酸に浸すなどして脱色加工した物は「抜き虎(ぬきトラ)」、染色加工したものは「染め虎(そめトラ)」と呼ばれます。
これらは、安価なため、クリソベリルキャッツアイの代用品として使われますので、キャッツアイをお求めの時は注意が必要。
チャンスを掴みたい、チャレンジしたい、勝ちたい、自信を持ちたい、悪い物から身を守りたいときに。
※注
青石綿はアスベストの仲間ですが、タイガーズアイは二酸化珪素によりがっちり固められていますので、繊維状になって飛散することはありません。安心して身につけて下さい
真珠(パールPearl)誕生石に指定している国:フランス
石言葉:健康・長寿・富
語源はラテン語の「Pernula(貝)」、あるいは「Pirula(洋梨)」。
(真珠は貝から採れる。天然物は洋梨のようなバロック型のものが多い)
貝が体内に進入した異物を、自己防衛の為に真珠質でコーティングしたもので、厳密には石ではありません。
しかし太古から装飾品、医薬品として使われています。
白い真珠は貞節、純粋、誠実、平和、美、同情、深い愛を象徴するとも言われています。
苦しみ・哀しみを乗り越えたいとき、美しくなりたいとき、物事をやり抜きたいときに。
柔らかなピンク色の真珠は優しく女性的で、かわいらしい印象を与えます。
愛されたいとき、安らぎが欲しいときに。
金色の真珠は長寿と財産を象徴しています。
良縁を望むとき、長寿を祝うとき、金運を高めたいときに。
メモ
貝核真珠(シェルパール)・マザーオブパール・マーメードパールなどと呼ばれている品物は「本真珠」ではありません。
貝核・シェル・マザーは真珠貝の貝殻を研磨したものです。
マーメードは貝殻にパールエッセンスを何重にもコーティングした人工パール。
最近は技術の進歩でプラスチックや樹脂の製品も、本物と見まごう美しい物が増えています。
本真珠が欲しい場合には、注意が必要です。
また、淡水真珠はその名の通り淡水、つまり湖や川で生息するイケチョウガイやカラスガイの種類から取れる真珠です。
小粒の物は安価ですが、大粒で丸いものは本真珠と同じくらいの価格が付く物もあります。
藍玉(アクアマリン・Aquamarine)誕生石に指定している国:フランス
石言葉:沈着・勇敢・聡明
名前はずばりラテン語で「海水」を意味しています。
エメラルドと同じ
ベリルの仲間で、名前の通り海の水のように青く透き通った石です。
海や水に関連した事柄や声・言葉に関連する事柄に力を発揮するとされ、海外渡航・水難避けのお守りとされてきました。
中世のヨーロッパには
「アクアマリンを口に含むと悪魔を召喚でき、問えば何でも答えさせられる(あるいは意のままに操れる)」
という言い伝えがありました。
この伝承から、この石は言葉に力を与える魔力を持っているとされ、歌・声・言葉を使う仕事をしている人に力を貸すと言われるようになりました。
パートナーと仲直りしたいときや、旅行などの幸運のお守りに
硬度は7.5〜8ですが、比較的ショックに弱い為、ぶつけないように気をつけて下さい。
また、熱にも弱いので、料理をするときなどは外すことが賢明でしょう。