血碧石(ブラッドストーン・BloodStone)石言葉:献身・勇敢・堅固・救いの力
濃い緑の中に血を思わせる赤い斑点が浮かぶカルセドニー(玉髄)の一種。
碧玉・ジャスパー(Jasper)の仲間です。
赤い「血」の部分は酸化鉄。
和名の別名は血石、血星石、血玉石、血玉髄、
英名の別名はヘリオトロープ(heliotrope:太陽を呼び戻す石の意)
古代のギリシア人は、地色の緑を海の水面、赤い部分を反射した陽光と見立てていたようです。
古くは女性の守護であると信じられ、血液に関連する病を治す、安産のお守りになる、勇気ある男性の愛を獲得できる、と伝えられています。
中世以降のキリスト教徒達により、「血」は殉教した聖職者の象徴とされました。
磔になったイエスの血が雫となって十字架の根元にあったジャスパーに滴ったと伝えています。
血の色は「肉体」を連想させるため、肉欲的な愛情を象徴するとも。
医療関係、精肉鮮魚関連など、血液に関係する職業や、他人の不幸に関わる仕事をしている人たちのお守りになるとも言われています。
血を流すことを恐れない戦士の護符でもあり、沈着、勇敢、聡明を意味しています。
一つのことに取り組むとき、困難を乗り越えたいときに。