翡翠(ジェイド・Jade)
石言葉:高貴・有徳・豊穣
深緑の半透明の宝石で、和名・中国名の語源は鳥の「カワセミ」、英名の語源はスペイン語の「piedra de ijada」(腹痛の石)がフランス語に転訛した「pierre de l'e jade」です。
洋の東西を問わず、古来より強力な護符や魔除けとされてきました。
西洋では腹痛の時に脇腹に当てるという「民間療法」が行なわれたこともあります。(おそらく語源から発した物でしょう)
思いを吸収する力が強いので、中古品には前の持ち主の思念が残っていることもあります。
緑・青系の翡翠は穏やかで平和なパワーを放ちます。
高ぶった神経を沈め、疲れた目を癒すとされます。
落ち着きたいとき、アイディアが欲しいときに。
ちなみに翡翠には軟玉(ネフライト・Nephrite。モース硬度:6〜6.5。比重:2.9〜3.1。 )と硬玉(翡翠輝石・ジェイダイト・Jadeite。モース硬度:6.5〜7。比重:3.25〜3.35)の二種類があります。
鉱物としては全く違うものですが、総称して「ヒスイ」「ジェイド」と呼ばれています。
二種の鉱物とも硬度は低いものの靭性(割れにくさ)が高く、したがって加工しづらいのですが、加工された物も割れにくいという性質があります。
硬玉と軟玉の区別はつけづらい物ですが、比較的安価で流通している翡翠はおおよそ軟玉であると考えてよいでしょう。