♥ | アッシェンプッテル ―灰かぶり姫のものがたり― |
| 作家名:グリム兄弟 翻訳者:大久保ゆう 挿絵:アドリアン・ルートヴィヒ・リヒター
いわゆる「シンデレラ」の物語。 継母と義理の姉達に虐げられていた「灰かぶり」。 舞踏会に行けず、ハシバミの木の下で悲しみにくれていると、鳥たちがやってきて、ドレスや絹の靴を落としていった。 それを身につけて舞踏会に出かけたアッシェンプッテルを王子が見初める。 王子は名前や家を尋ねるがアッシェンプッテルは答えず、逃げるようにして家へ帰る。 翌日もハシバミの下で鳥がドレスを落とし、アッシェンプッテルは舞踏会へ出かける。 その翌日に鳥が落としていったのは前以上に美しいドレスと金の靴だった。 家へ戻る時間となり、慌ててかけだしたアッシェンプッテルは左の金の靴を落としてしまう。 王子はこの靴を手がかりに、姫を捜す。 二人の義理の姉は履けない靴に足の方を合わせようとして、指を切ったり、踵を削いだりするが、ニセモノとばれてしまう。 最後にアッシェンプッテルが靴を履き、本物と知れる。 (2008/01/04(Fri) 15:55)
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♥ | 白雪姫 |
| 作者:グリム兄弟 (ヤーコプ・ルードヴィッヒ・カール ヴィルヘルム・カール)
雪のように白い肌、黒檀の黒髪、深紅の唇を持って生まれた姫は、白雪と名付けられた。 白雪の実母の死後に父王の後添えに入った妃は、自分の美しさに絶対の自信を持っていた。 彼女は不思議な鏡に訊ねる……「世界で一番美しいのは誰?」 鏡は答える……「あなたこそ、お国でいちばんうつくしい」 しかし白雪が成長すると、鏡の答えは変わってゆく……「ここでは、あなたがいちばん。けれども、白雪姫はもっと美しい」 妃の嫉妬はふくれ、やがて継子を殺める決心をした。 そうとは知らない白雪は妃の命ずるままに狩人と共に森へ出かけた。 (2006/10/16(Mon) 13:49)
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♥ | ラプンツェル |
| 作者:グリム兄弟 (ヤーコプ・ルードヴィッヒ・カール ヴィルヘルム・カール)
子を宿した妻が、隣家の魔女が育てるラプンツェル(レタス)を無性に食べたくなった。 夫は魔女に「生まれた子を養子に出す」約束と引き替えに妻の願いを叶えた。 魔女の養女となり、ラプンツェルと名付けられた娘は、高い塔に閉じこめられて育つ。 その美しい歌声と長い金髪に魅せられた王子が彼女の元に忍んでくるようになったが……。 (2006/10/16(Mon) 13:49)
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♥ | ルンペルシュチルツヒェン |
| 作家名: グリム兄弟 翻訳者: 楠山 正雄 農夫が「自分の娘はわらを金に変えられる」と王に自慢する。 王は娘にわらを金に変えるよう命じる。 途方に暮れた娘の前に小人が現れ、わらを金に変える。 王の妻となった娘に対し、件の小人は「自分の名前を言い当てられないなら初子をよこせ」と迫る。 娘は知恵を絞って小人の名前を言い当てる。 底本: 世界おとぎ文庫(グリム篇)森の小人 出版社: 小峰書店 初版発行日: 1949(昭和24)年2月20日(2006/10/16(Mon) 13:49)
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♥ | かえるの王さま |
| グリム兄弟著 楠山正雄訳 金のボールで独り遊びをしていたある国の末の姫は池にボールを落としてしまう。 ボールを拾ってくれたカエルと安易な約束をし、それを反故にしようとした姫だったが、父王から約束を守るように咎めらる。 姫が嫌々約束を果たすと、カエルは魔法使いにかけられていたのろいが解け、美しい王子に戻る。 王子は末の姫を故国に連れ帰って妻とした。 底本:「世界おとぎ文庫(グリム篇)森の小人」小峰書店 1949(昭和24)年2月20日初版発行 (2006/10/16(Mon) 13:44)
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