紫水晶(アメシスト・アメジスト・Amethyst)石言葉:誠実・心の平和・酔いが醒める
鉄イオンと深い地層の微弱な放射線によって紫を発色した水晶。
英名はローマ・ギリシャ神話の酒の神バッカス(デュオニソス)の物語にちなむ「a-methu(酔わせない)」で、そこから悪酔いを封じるお守りとされています。
精神を安定させたいとき、パートナーとの相性を深めたいとき、学問に打ち込みたいときに。
酒酔い・車酔いにも効果あり。
高温や日光にによって退色しがちですので、屋外で長時間放置することは避けて下さい。
加熱すると黄色く変色します。
人工的に加熱処理したものが
シトリンとして流通しています。
酒の神にして酔っぱらいの神バッカス(デュオニソス)は、悪酔いしては不作法を繰り返した。それを月の女神ダイアナ(アルテミス)に咎められ、二人は仲違いした。
バッカスは腹いせに「最初に出逢った人物を豹に襲わせる」と決めた。
そこに運悪しく通りかかったのは、ダイアナ神殿に仕えるニンフ・アメシスト。
信心深く清楚な彼女は、神々からも深く愛されていた。
バッカスの放った豹の牙があわや彼女を食いちぎろうとした瞬間、ダイアナは彼女を小さな水晶(大理石とも)に変えた。
石と化したアメシストの美しさに心奪われたバッカスは、悪行を悔いた。
そして彼が守護する物……葡萄酒をアメシストに注いだ。
すると石は美しく澄んだ紫色に染まった。