紅玉(ルビー・Ruby)
石言葉:情熱・仁愛・威厳・勇気
ラテン語のruber(赤)を語源とする、クロムによって赤色を発するコランダム(鋼玉 主成分はアルミナ)です。
(赤く発色しないコランダムは「
サファイア」と総称されます)
ダイアモンドに次いで硬い鉱物のコランダムは(モース硬度は9)、含まれる不純物によって発色が変わります。
ルビーはどのような状態でも赤く光ります。
これは、1〜2%程度含まれているクロムが光エネルギーに反応して自ら赤い光を発するからです。
金紅石(ルチル:二酸化チタン)の針状結晶のインクルージョンがあることによって、星のような反射光が現れるものは「スタールビー」と呼ばれます。
中世には赤い石総てをルビーと呼んでいたため、アンティークアクセサリの中には「ルビー」と名の付いた別の鉱物もあります。
例えば、英王室の大礼用王冠の中央にはめられた「黒太子のルビー(The Black Prince's Ruby)」や、エリザベス女王所有のティモールルビー(Timur Ruby)などは、近年になって鑑定した結果
スピネル(尖晶石)だということが判明しました。
火や酸に強く、変質しづらいのが特徴です。
情熱・仁愛・威厳を象徴します。
勝ちたいとき、強くなりたいときに。