歴史的古城を読み解くマルコム・ヒスロップ (著), 桑平幸子 (翻訳)
出版社: ガイアブックス (2014/6/24)
ヨーロッパやアジアにかつて建築されたすばらしい城郭や要塞に使われたモチーフやメッセージを理解・解釈するビジュアルガイド。
かつて城は権力の座や、富や社会的地位のシンボルとして注目を集め、国境、道路、経路、川を支配する手段だった。
本書では10〜16世紀に注目して、ウェールズのモット&ベイリー式城郭から日本の平城まで世界中を巡る。
コンパクトでありながら調べやすく読みごたえのある構成で、多数の精巧な版画と専門的な文章で解説。まず城の種類、様式、材料の用語を明確に定義し、その後の各章では、石落しや濠からダンジョン(本丸)やはね橋にいたるまでの独特な建築上の特徴について、こうした解釈がどのように評価されるかを示しながら、すべての城壁に物語があるという重要な手がかりを記す。
■城の種類、様式、材料等の項目別に、フランスの小塔や日本の天守閣からドイツの主塔やイギリスの大広間に至るまで、幅広い城の特徴を詳解。
■征服者の主塔、十字軍の要塞、王族の居城、貴族の城館などの世界で最も優れた要塞の建築学的特徴と重要性を示す信頼のおける手引書。
■建築学、軍事学の歴史を学習する人向きの図解付き参考書。