瑠璃(ラピスラズリ・Lapis lazuli)石言葉:高貴・永遠の誓い
ラピス(lapis)はラテン語で「石」、ラズリ(lazuli)は同じく「青」を意味しています。
ラズリ(lazuli)の語源は、アラビア・ペルシャ語で「青・天空」を意味する「アル ラズワルド(al lazward)」。
ラピスラズリは単なる「青い石」ではなく、「天空の石」でもあります。
神秘的な空の青を持つこの石は水晶と並んで世界各地で「聖なる石」とされています。
鉱石としてのラピスラズリは方ソーダ石グループの鉱物4種を主成分とし、他のいくつかの微量鉱物が入り混じった混合物です。
主成分
・
ラズライト(Lazurite):青金石
・ソーダライト(Sodalite):方曹達石
・アウイン(Hauyne):藍方石
・ノゼアン(Nosean ノーゼライトとも):
黝方石副成分(微量、または含まれない場合も)
・カルサイト(方解石):白い筋。
・パイライト(黄鉄鉱):金色の斑点。
・その他:柱石、斜長石、燐灰石、
ジルコンなど
日本では濃い青の中に黄鉄鉱の金が見える物が珍重されます。
そのため和名を青金石と言います。
(瑠璃は古い呼び方となります)
強力な力があるとされ、知識と知性を象徴する石です。
試験・受験・成績アップ、ひらめきが欲しい、あと一歩前に進みたい、成功したいときに。
なお、古代ギリシャではこの石を青い石の総称である「サファイア」の名で呼んでいたことがあるようです。
モーセの十戒はサファイアに刻まれているという言い伝えがありますが、恐らくは
コランダムのサファイアではなくこのラピスラズリのことでしょう。
また、油絵の具の「ウルトラマリン」、岩絵の具の「群青」は、元々この石を原料としていました。