テーマからつくる物語創作再入門 ストーリーの「まとまり」が共感を生み出すK.M.ワイランド (著), シカ・マッケンジー (翻訳)
出版社 : フィルムアート社
発売日 : 2021/12/27
中身のないストーリーや説教臭い物語を書きたくないなら、「テーマとは、つかみどころがないものだ」という考えを、そろそろ捨てよう!
プロットやキャラクターと同じように、テーマだって構築できる!
プロット、キャラクターに続く「三大要素」の最後のピース=テーマについて徹底的に掘り下げた唯一無二の創作術
K.M.ワイランドの創作術3部作(トリロジー)ついに完結!!【内容紹介】
プロットとキャラクターを一生懸命に考える人は多いのに、テーマが置き去りにされがちなのは、なぜでしょう?
これはとても残念なことです。
なぜなら、多くの意味でテーマはストーリーそのものともいえるからです。
これまでテーマは、創作法を習得することはもちろん、それについて語ることさえも難しいと考えられてきました。
しかし、それは大きな間違いです。
テーマがストーリーにおいてどのような機能を持ち、プロットやキャラクターにどのような相互作用を及ぼすのかを理解することができれば「テーマとは曖昧なものだ」という考えと決別することができます。
テーマとはストーリーに統一性をもたらす着想や題材です。
プロットやキャラクターはテーマと無関係ではありません。
テーマが定まっていないストーリーでは「プロットとキャラクターはいいけど、ストーリーとしては駄作」と言われるのがオチです。
いっぽう優れたストーリーでは、これらの三大要素が一体となって共生しています。
本書はテーマの役割や機能について、そしてプロットやキャラクターとの関係についてじっくりと解説しています。
小説や映画だけでなく、マンガやゲーム、アニメーションなど、さまざまなジャンルで活用可能な本書を読めば「うまくテーマが表れますように」と神頼みすることはなくなり、自分で意識的にテーマを構築できるようになります。
《本書で学べること》
・プロットとキャラクターからテーマを生み出す方法
・脇役やサブプロットを使ってテーマを強化する方法
・テーマを説教臭くなく「鼻につかない」方法で表現する方法
・物語に最適なテーマを見極めるために考慮すべきこと
などなど
ストーリーにおけるテーマについて徹底的に掘り下げた、ありそうでなかった実践的創作術。
【関連書】
「これが書けたら死んでもいい」と思える小説のつくりかた&下手でも多少うまく見える小説の文章術 あいあおい (著)
出版社 : Independently published
発売日 : 2021/12/25
「趣味は小説を書くこと!」というあなた。
あなたのその趣味をもっと掘り下げてみてください。
あなたはなぜ、小説を書くのですか?
文学賞が欲しいから?
サークルに加入していてノルマがあるから?
超絶技法のラブレター?
それとも、それとも・・・・・・?
あなたの小説の一番の読者は誰ですか?
あなたの書いたものを一番繰り返し読む人は誰ですか?
それは間違いなくあなたです。
着想から執筆まで、執筆から推敲まで、脱稿から回想まで。
あなたの作品は、あなたが一番読んでいます。
なぜなら、作品の完成を決定するのはあなたであり、あなたが満足しなければ、執筆は終了しないからです。
つまり、小説を書く行為とは、まず自分を満たすことが前提なのです。
「『これがかけたら死んでもいい』と思える小説のつくりかた」は、趣味人作家のそんな疑問にお答えすべく、物語構成の基礎から、自己解放のための「祈り」の文学に至るまで、「趣味小説」の書き方の全貌に迫ります。
さらに増補版の本書は「下手でも多少うまく見える小説の文章術」を追加掲載。
ちょっとした注意でかなり変わる小ネタ・テクニックをこっそり紹介します。