UPDATE:2016/03/04(Fri) 20:54 |
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● | のざらし
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| 覆面作家企画2参加作品。 どことも知れない場所、いつとも知れない時。 誰とも知れない人に、何とも知れない物が語る。 彼が奪った物の話。彼が奪われた物の話。 哀れなるかな、真実を見抜けぬ者よ。報われることの無き骸よ。 ダークでグロテスク。 髑髏がしゃべったり、死体が動いたりする描写がお嫌いな方はご注意を。 400字詰め原稿用紙換算18枚。短編 キーワード:報われない 救われない 自業自得
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● | 【陳腐奇譚】『紙切れの姫』 |
| 『青い男と紅い娘』の続編。 海の国のアナ姫様は、山の国の王様が「魔王の森の女賢者」を重用するのが何故かお気に召しません。 ある日、姫様は魔王の森の賢者たちに意地悪な質問をしました。 「紙を切っただけの人形が出てくる夢を見た。これの暗示するものを解き明かせ」 賢者が良くない予言を答えると、予言通りの出来事が起きます。 二度同じ質問をすると、賢者は違う予言をし、これもまた的中。 そして三度同じ質問をしたところ……
400字詰め原稿用紙換算 39.8枚。短・中編 嫉妬・ジェラシー。 |
● | 【陳腐奇譚】『鴻鵠の君』 |
| 小さな国に伝わる手まり歌の歌詞は、不可解なものだった。 年若い王子は、興味本位で歌われた古い都に足を踏み入れた。 果たして其処には、美しい女性が「捕らわれて」いた。 ダークでアンハッピーエンド。 お嫌いな方はご注意を。
400字詰め原稿用紙換算 16.6枚。短編 若気の至り 鴻鵠→「鴻」はおおとり、「鵠」はくぐいで、ともに大きな鳥の意。転じて「大人物」 燕雀安んぞ鴻の志を知らんや
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● | 【陳腐奇譚】『青い男と紅い娘』 |
| 10と5年の昔。道を外れた魔法使いが、妹弟子に封印された場所。 山の国の人々は、そこを「魔王の森」と呼んでいます。 この森の番人は、額に青い痣のある赤服の女賢者と、額に紅い痣のある青服の弟子。 ある日やってきた「冒険家」は、この森にいるという宝の守護妖精・カーバンクルを捕らえるためと、賢者の弟子を道案内に、森の奥へと進んでいったのですけれども……。
400字詰め原稿用紙換算 48枚。短・中編
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● | 【陳腐奇譚】『龍とお姫様』 |
| 「龍を倒した」功績により、王位を継いだ王弟。 実は彼は龍を倒しておらず、単に取引……生まれてもいない我が子の命と引き替えに我が身の保身……をしたに過ぎなかった。 十数年の後、王には娘が生まれ、そして龍はその姫を奪いにやってきた。 しかし、王が差し出したのは我が子ではなく、なさぬ仲の兄王の娘であった。 そしてさらに時が過ぎ…… どちらかというとダーク系につき、苦手な方は注意。
400字詰め原稿用紙換算 23.6枚。短編 異類婚姻譚
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● | 【陳腐奇譚】『王子様とお姫様』
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| 山の中の小さな国に、美しい王子様とお姫様がおられました。 ある日いとこ同士で恋人同士の二人の前に、隣国の王子が現れて「入り婿の座を賭けた決闘」を申し込みました。 ところが、この王子様とお姫様には、大きなひみつがあったのです。
400字詰め原稿用紙換算 20.4枚。短編 男装・女装・ラブラブ・スイート
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