文章読本日本ペンクラブ (編集), 吉行 淳之介 (その他)
発売日 : 2020/11/25
出版社 : 中央公論新社
『文章読本』の元祖・谷崎潤一郎から安岡章太郎、金井美恵子まで、二十名の錚々たる作家による文章論を精選。
「判然明白に書く」(萩原朔太郎)、「書ける、と思い込む」(宇野千代)、「文章は削ることと見つけたり」(島尾敏雄)――大家が悩みつつ体得した、文章術の極意とは。
新たに丸谷才一・吉行淳之介「『文章読本』についての閑談」を収録。
【目次】
谷崎潤一郎●文章の上達法(谷崎潤一郎『文章読本』より抜粋)
伊藤整●谷崎潤一郎の文章(伊藤整『文章読本』より抜粋)
萩原朔太郎●僕の文章道/作文の話/詩人は散文を書け
井伏鱒二●「が」「そして」「しかし」
宇野千代●文章を書くコツ
中野重治●自分の文章
佐多稲子●わたしの文章作法
川端康成●センテンスの長短(川端康成『新文章読本』より抜粋)
三島由紀夫●質疑応答(三島由紀夫『文章読本』より抜粋)
中村真一郎●口語文の改革(中村真一郎 『文章読本』より抜粋)
野間宏●文章を書くこと
島尾敏雄●削ることが文章をつくる
小島信夫●わが精神の姿勢
安岡章太郎●感じたままに書く/自分の文章を語るのは自分の顔について語るようなものだ/文体について
吉行淳之介●「文章」と「文体」
丸谷才一●小説家と日本語(丸谷才一『文章読本』より抜粋)
野坂昭如●なじかは知らねど長々し
古井由吉●緊密で清潔な表現に
澁澤龍彦●詩を殺すということ
金井美恵子●言葉と《文体》
あとがき吉行淳之介
〈巻末付録〉
丸谷才一×吉行淳之介●『文章読本』についての閑談
マナーはいらない 小説の書きかた講座三浦 しをん (著)
発売日 : 2020/11/5
出版社 : 集英社
作家・三浦しをんが「小説」を真正面から考えた――。
「小説を書くのは自由な行い」だがしかし、「ここを踏まえると、もっと自由に文章で表現できるようになるかもだぜ!」
三浦しをんが的確かつ楽しく伝える、小説の書きかた講座。
伝説のWeb連載「
小説を書くためのプチアドバイス」が、書きおろしやコラムを加え、『マナーはいらない 小説の書きかた講座』として、ついに単行本化!
長編・短編を問わず、小説を「書く人」「書きたい人」へ。
人称、構成、推敲など基本のキから、タイトルのつけ方や取材方法まで、本書タイトルにあやかって「コース仕立て」でお届けする大充実の全二十四皿。
あの作品の誕生秘話や、手書き構想メモを初公開。
もちろん(某きらめく一族への)爆笑激愛こぼれ話も満載で、全・三浦しをんファン必読の書!