クリソベリルはベリリウムとアルミニウムの酸化鉱物
ギリシャ語の金色(khrusos)と緑柱石(beryl)を語源とする鉱物です。
モース硬度は8.5と、
ダイヤモンド(モース硬度10)・
コランダム(モース硬度9)に次ぐ三番目に硬い物質です。
昔は、緑柱石(
エメラルド・
ベリル)の仲間と考えられていたようですが、ベリリウムを主成分とする珪酸塩鉱物であるベリルとは違う物質です。
名前が示すとおり金色の物が多いのですが、鉄・チタン・クロムなどが混じると、緑から褐色を発することがあります。
研磨してシャトヤンシー効果が現れた物をキャッツアイ(クリソベリルキャッツアイ)、アルミニウムの一部がクロムに置き換わり光の強さで色が変る性質を帯びた物を
アレキサンドライトと呼んで珍重します。石言葉はロマンチックなシグナル・不朽