「再発見された真田信繁自筆書状」 丸島和洋 - ジセダイ総研 https://t.co/FW0vpFnyM4 #ジセダイ
— 神光寺かをり、とか、銀凰恵、とか (@syufutosousaku) 2016年10月25日
【翻刻】
(追而書部分)
返々、おほしめしより御飛札忝候、久々か様之住居ニて候へ者、何かたよりも見舞便状ニもあつかり候ハんとも不存候、御手前なと御心中更々可有御志等候とも不存候、神そく其分ニ候、切々人ヲ御越候儀御無用にて候、御用之事も候ハゝ無隔心可申入候、兎角々々年之より申候事口惜候、我々なとも去年より俄ニとしより、事之外病者ニ成申候、はなともぬけ申候、ひけなともくろきハあまり無之候、今一度遂面上度存候、以上、
(本文部分)
遠路預御飛札候、如仰、当はる御慶不可有尽期、仍為御祝儀鮭二尺、被懸御意候、忝次第候、乍去、其許万方御手透も有間敷処、御隔心之至、却而迷惑いたし候、然ニ其方何も相 替儀無御座候由、市右物語具承致満足候、此方ニおゐても無事ニ御座候、うそかちけたる体、市右物語可被申候間、委申入候ニも不及候、もはや懸御目候事有間敷候哉、いつもいつも申つくし候、猶市右可被申候、恐々謹言、
(署名部分)
真好白
二月八日 信繁(花押)
壱岐守殿
御報
【超訳】
遠路はるばるお送り頂いたお手紙を受け取りました。
仰せの通り、新春を迎える喜びは言葉に尽くせないものですね。
新年の祝いに鮭二尺を頂き、ご厚意を有り難く存じます。
さてそちらもお忙しいというのに、わざわざお心をかけて頂きまして、かえってとまどっております。
ともあれ、そちら様においても、お変わり無くお過ごしとのご様子を、使者の市右(衛門)から聞けましたので、大変満足しております。
こちらも無事に暮らしておりますが、貧乏暮らしの様子は、市右衛門が帰って語ってくれることでしょうから、ここに書く必要がないでしょう。
それにしてももうお目に掛かることは無いのだろうと……いつもこればかり言ってすいません。
詳しい話は、市右衛門が申し伝えてくれるでしょう。
それでは。
追伸。
繰り返しになりますが、そちらからのお手紙による心遣いは、かたじけなく思っております。
長くこのような暮らしをしておりますと、誰も訪ねて来ず手紙も来ないものと思っておりました。
ですから、そちら様がこれほどまでに思って下さっているとは考えもしませんでした。
親戚であってもそういうものだと思っています。ですから、折々に人を使わすようなお気遣いは無用に願います。
こちらから何かお願いがあれば、ご厚意に甘えてお願いをいたします。
しかし、とにかく年を取るということは、悔しいことですね。
私は去年頃から急に老け込んで、病気がちになりました。
歯も抜けてしまいましたし、髭も黒い所がありません。
もう一度お目に掛かりたい物です。
まるで見てきたように、とお笑いになりますか?
— 神光寺かをり、とか、銀凰恵、とか (@syufutosousaku) 2016年10月19日
ご不審はごもっともです。私自身がこの出来事を見たわけではありません。
見てきた者達から聞いた話です。
真田源三郎の休日 なろう版完結しました。https://t.co/BUUsIxaqRB #narou #narouN4272DN pic.twitter.com/VWOUfvFvyG
LOG | 2007 | 05 06 07 09 10 11 12 |
2008 | 01 05 06 08 09 10 11 12 | |
2009 | 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 | |
2010 | 01 02 03 04 05 06 08 09 10 11 12 | |
2011 | 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 | |
2012 | 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 | |
2013 | 01 02 03 04 06 07 08 10 11 | |
2014 | 02 05 06 08 12 | |
2015 | 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 | |
2016 | 01 02 03 05 06 09 10 12 | |
2017 | 01 02 03 10 11 12 | |
2018 | 01 02 03 04 05 07 08 09 10 11 12 | |
2019 | 01 02 03 04 05 06 07 10 11 12 | |
2020 | 02 04 05 06 07 09 12 | |
2021 | 01 02 04 05 06 07 08 10 | |
2022 | 01 03 04 05 06 08 12 | |
2023 | 01 04 05 |