前田慶次―武家文人の謎と生涯 (Truth In History)今福 匡 (著)
出版社: 新紀元社 (2005/10)
こころのままにかぶきたまえ 戦国の奇傑・前田慶次の真実。
生地から没年まで、慶次の一生を徹底考証。慶次の逸話集を対訳形式で収録。
「前田慶次道中日記」翻刻書き下ろしほか、希少な資料を収録。
前田慶次―天下一の傾奇者 (戦国闘将伝) (戦国闘将伝)戦国歴史研究会 (著)
出版社: PHP研究所 (2008/6/7)
戦国時代後半、派手な装束に身を包み、奇矯な振る舞いをすることを「傾(かぶ)く」といった。
彼らは「傾奇(かぶき)者」と呼ばれ、豊臣秀吉から「免許」まで得たといわれる「超」かぶき者の武将こそが、前田慶次である。
故・隆慶一郎氏の「一夢庵風流記」をはじめとする時代小説にしばしば登場するが、そういった小説を通じて慶次と出会った人は、かぶき者であると同時に、大勢の敵をなぎ倒す勇猛な戦国武将といった慶次像をもつ人が多いだろう。
だが、多くの伝承によると、彼は日本や中国の古典文学に詳しく、自らも和歌を詠み、茶の湯を愛する文化人、風流人という一面も併せもっていた。
本書は、こうしたさまざまな顔をもつ慶次の入門書を目指した。
冒頭では、初めて慶次に触れる方でもその人柄を想像しやすいように、有名な「秀吉謁見」の逸話を漫画で紹介している。
おそらく、小説などからは知ることのできない前田慶次を見つけることができるだろう。
直江兼続―智勇兼備の愛武将 (戦国闘将伝) (戦国闘将伝)戦国歴史研究会 (著)
出版社: PHP研究所 (2008/6/7)
戦国大名・上杉景勝の家臣だった直江兼続はまさに知る人ぞ知る軍師といえるが、彼の名を知らしめたのは「直江状」といわれる家康への書状である。
景勝に謀反の疑念を抱いた徳川家康からの詰問状に対し、毅然とそして論理的にその疑念を論破したのだ。
家康に真っ向から反抗しつつもしたたかに後世に名を残した直江兼続。
その素顔は武勇にすぐれ、鎧兜に「愛」の字を頂く智恵者であった。
本書では「直江状」のエピソードのほか、奥州最大の戦といわれた「長谷堂合戦」など、兼続にまつわるさまざまな逸話を紹介しつつ、そこに込められた彼一流の戦略を紹介していく。
写真や図版も多数掲載。
冒頭の漫画でイメージをいだきながら戦国末期まばゆいばかりに輝きを放った智勇兼備の愛武将・直江兼続を堪能できる一冊である。
島左近―仁義の智将 (戦国闘将伝) (戦国闘将伝)戦国歴史研究会 (著)
出版社: PHP研究所 (2008/6/7)
石田三成が家禄の半分を差し出してスカウトしたという島左近は、武勇、知略ともに優れた戦国屈指の名将だった。
そんな名高い左近が、いまなお我々を魅了するのは、下克上があたりまえだった戦国の世にあって、「義」を重んじた稀有な武将だったからだろう。
特に三成と左近の関係は、「三国志」の劉備と諸葛亮の関係にもたとえられるように、単なる主従関係を超えた絆で結ばれていた。
本書の冒頭では、そんな二人の絆を漫画によって表現した。
「三成に過ぎたるもの」とまで称えられた左近のもうひとつの魅力は、やはり才気あふれる智謀ぶりであろう。
杭瀬川の戦いでは、巧妙な計略により、関ヶ原の合戦を通して唯一の勝利を西軍にもたらした。
また、秀吉の死後、三成に徳川家康暗殺計画を進言したとも、会津の上杉景勝らと家康討伐の計画を練ったともいわれている。
本書は、こうした逸話を集め、その魅力を余すところなく引き出した左近の入門書である。
本多忠勝―無傷の大槍 (戦国闘将伝) (戦国闘将伝)戦国歴史研究会 (著)
出版社: PHP研究所 (2008/6/7)
トレードマークは蜻蛉切。
穂先に蜻蛉がとまったとたん真っ二つに切れてしまったという長槍。
この槍を手に、鹿角の兜と漆黒の鎧をつけ、五十数回の戦に参加するも一度も負傷しなかったと伝えられる猛将・本多忠勝。
徳川家康の名参謀として忠義を尽くし徳川四天王のひとりとしてかぞえられ活躍したその生涯は武士の何たるかを後の世にまで知らしめ続けている。
「家康に過ぎたるものがふたつあり 唐の頭に本多平八)」と敵将・小杉左近にまで称えられた猛将の生涯を本書では彼の主君・徳川家康との関係を中心にまとめている。
巻頭の漫画は猛将の若き日の荒武者ぶりを描いている。
戦国末期まばゆいばかりに輝きを放ち天寿をまっとうした無傷の大槍・本多忠勝の生涯を堪能できる一冊である。
島津義弘―慈悲深き鬼 (戦国闘将伝)戦国歴史研究会 (著)
出版社: PHP研究所 (2008/6/7)
二十歳の初陣以降、倒した敵は数知れず。
九州木崎原の戦いでは十倍の敵を打ち破り、朝鮮にわたっては「鬼シマヅ」と呼ばれ明軍を震え上がらせた、戦国最強の誉れも高い英傑が、島津義弘である。
しかし、彼の名を最も高めているのは、関ヶ原での豪快な「負けっぷり」であろう。
わずかな手勢で参戦した義弘は、敗色濃厚の状況で、敵の正面を突っ切って帰国を果たしたのだ。
これぞ世にいう「関ヶ原の退き口」である。
さらに、彼の魅力は、家族や家臣、そして敵までもいたわる人間性にもあらわれており、その度量の広さにより、誰もが義弘のためには命も惜しまなかったという。
その最たるものが先の「退き口」であり、事実、彼ひとりの命を守るために九百名近くの薩摩隼人が関ヶ原の地に散った。
冒頭の漫画では、そんな義弘の人生に、剛の顔と柔の顔の両面から迫っている。
本書に掲載されたさまざまな逸話に触れ、島津義弘という武将の魅力を堪能してほしい。
真田幸村―十文字槍の天才軍師 (戦国闘将伝) (戦国闘将伝)戦国歴史研究会 (著)
出版社: PHP研究所 (2008/6/7)
織田信長、豊臣秀吉、徳川家康に次ぐ知名度と人気を誇る武将・真田幸村。
天下を獲ったわけでもなく輝かしい戦歴を誇るわけでない。
彼の名が高まったのは最期の戦いである大坂の陣であり、それは、戦国の世の終焉を告げる負け戦であった。
関ガ原の合戦後、豊臣家を滅ぼさんとする徳川家康に真っ向から戦いを挑み圧倒的な劣勢の戦況を覆しかけた智略、奇襲、勇猛は後世まで語り草となり現代も人々を魅了してやまない。
本書では幸村の生涯を大坂の陣と真田一族の興亡とともにたどる。
また、真田家の旗印六文銭に秘められた謎や真田忍者の正体など、真田幸村ファンをうならせるであろう雑学知識も豊富に掲載。
冒頭の漫画でイメージをいだきながら戦国末期まばゆいばかりに輝きを放った智勇兼備・十文字槍の天才軍師・真田幸村を堪能できる一冊である。
Wire StyleDenise Peck (著)
出版社: Interweave Pr (2008/09)
言語 英語
禁盗作コピペ病―インターネット時代の哀しき現代病コピー&ペースト研究会
出版社: 茜新社 (2008/09)
インターネットやパソコンが広まってから、新たなネット病ともいうべき「コピペ病」が広がっている。
本人謝罪のガチンコ盗作から、見るも無惨な劣化コピーまで、日本中に蔓延するコピペ病を徹底検証。