江戸三百藩大全 全藩主変換表付 (廣済堂ベストムック287号)
中山良昭 (監修)
出版社: 廣済堂出版 (2015/3/2)

江戸時代、幕末期の日本は約300の藩に分かれて統治されていた。
本書はその300藩すべてのデータを 網羅した、まさに藩の百科事典。
各藩の産業や名産品などを知れば、現在の都道府県のルーツもわかる。
さらに、改易、断絶などの秘密や、明治維新後の藩主の動向など、藩の実態がわかる読み物も充実。

着物をそれっぽく描くポイントサークル名 : 名称未設定
ホームページ : http://www.tgweb.net/~ahpah/meishou/
販売日 : 2014年12月28日
年齢指定 : 全年齢
作品形式 : 同人ソフトその他同人ソフト
ファイル形式 : PDF
対応OS :
[PC] WindowsVista / Windows7 / Windows8 / MacOSX
その他 : 体験版あり
ページ数 : 50ページ
イベント : コミックマーケット87
ジャンル : -

着物の「着つけ」の話ではなく、絵を描く時に参考になる「構造」と意識すると「着物らしくなる」ポイントをご紹介したつもりです。
袖の中がどうなっているか、裾の線は何重に描けばいいのかなどは、着つけの方法を見てもなかなかピンポイントでは解りにくいかと思いますので、この本では着方や着物の種類別にご紹介しました。
また、相対的に講座などが少ない「袴」については多めのページでご紹介しました。
帯結びも、描く際に参考にできるように「構造図」を付けました。
基本的には一般的な「現代の着つけ」ですが、多少時代衣装との比較や明治以前の着つけ、帯結びのご紹介もしています。

【原文】
一、武士道といふは、死ぬ事と見附たり。二つ二つの場にて、早く死ぬ方に片附くばかり也。別に仔細無し。胸据わって進む也。圖に當たらぬは犬死になどといふ事は、上方風の打上がりたる武道なるべし。二つ二つの場にて圖に當たるやうにする事は及ばざる事也。我人、生くる方が好き也。多分好きの方に理が附くべし。若し圖にはづれて生きたらば腰抜け也。この境危うき也。圖にはづれて死にたらば、犬死氣違也。恥にあらず。これが武道に丈夫也。毎朝毎夕、改めては死に、改めては死に、常住死身なりて居る時は、武道に自由を得、一生落度無く、家職を仕果すべき也。

圖→図
當→当
氣→気

【現代語訳（解釈違いがあったらごめんなさい）】
一、武士道とは、死ぬ事であると考え至った。
それはつまり、命懸けの二者択一を迫られたなら「早く死ぬ方」を選ぶ、と言う事である。そこに理由などというものはない。ただ胸深くにそう定めて邁進するのだ。
「計画通りに事を達成できずに死ぬのは犬死にだ」などというのは、思い上がった、頭でっかちの「儒者の武道」であろう。ギリギリの選択を迫られたその時に、最終的に大成功できるかどうか、などと考えても始まらないじゃないか。
人間は生きる方を好むものだ。ならば好ましい方に考えが寄って行くだろう。それで結果的に事が計画通りに行かずに生き残ったりしたならば、その者こそ腰抜けである。この境界線は危ういものだ。目標を達成できぬ上に死んでしまったならば、犬死にであり狂気の者であったと言える。しかし恥ではない。これこそが武士道に即した大人物なのだ。
朝が来るごとに死について思い、夕毎に死について考え、常にただ息をするだけの生を避けて過ごすならば、自由自在の境地に達し、人生に過ちは無くなり、己に与えられた職務使命を全うできるだろう。