赤い日々草の花。
ニチニチソウ(日日草・日々草)はキョウチクトウ科カタランツス属(ニチニチソウ属)の一年草。 別名はニチニチカ(日々花)、シジカ(四時花)、ソノヒグサ(その日草)。 ビンカ(学名に由来)、英名はローズペリウィンクル、オールドメイド。 学名はCatharanthus roseus (Vinca rosea)。 学名のビンカ(Vinca)は、ラテン語の「vincire(結ぶ、巻き付く)」が語源。 どちらかというと近縁種の「ツルニチニチソウ」の方がイメージが近いか。
マダガスカル原産で、原種は匍匐低木の多年草。 和名の由来は、日々次々と花を咲かせる様子から。
古くから薬草として知られており、欧米では魔除け・媚薬の原料ともされていた。 生薬(和漢方薬)としての名称は「長春花(チョウシュンカ)」
ビンカアルカロイド(ニチニチソウアルカロイド)と呼ばれる植物塩基を含んでおり、細胞分裂阻害作用があるため、現在では抗ガン剤の原料とされることもある。
ただし、脱毛などの副作用があり、また食べると酷い下痢・嘔吐・全身麻痺の症状が出る恐れがある毒草でもある。
花言葉は「楽しい思い出」「生涯の友情」「若い友情」「楽しい追憶」 花期は6月〜9月。暖地では11月頃まで咲くことも。 |