サブテキストで書く脚本術 (映画の行間には何が潜んでいるのか) リンダ・シーガー (著), 坪野 圭介 (翻訳)
出版社: フィルムアート社 (2016/9/23)
〈サブテキスト〉という新たなポイントから脚本創作を指南。「見えない心情を表す」=「深みのある感情を描く」ためのメソッドを教えます。
映画脚本だけでなく、演劇、小説、マンガ、ゲームシナリオなど、すべてのストーリー創作者に役立つヒント満載。
初のサブテキスト論!
☆シド・フィールド推薦! !
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【サブテキストとは?】
登場人物のセリフや行動の裏に潜む、言外の意味のこと。セリフでは表されない人物の態度(感情・考え)。
また、言葉として発話されるときは、「建前」と「本音」という場合の「本音」にあたるもの。
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ストーリー創作に行きづまっていませんか?
・物語の中で巧みな伏線が張れない
・登場人物の感情や行動にリアリティがない
・様々な解釈ができるストーリーにできない
・奥行きのあるセリフが書けない
→そんな悩みを解く鍵は「サブテキスト」にあった!
サブテキスト=「意味の水面下にあるもの」「行間にあるもの」を充実させることで、ストーリーやキャラクターに深みを与えることができます。本書は、サブテキストの特性を解説しながら、様々なサブテキストのパターンを紹介し、キャラクターの掘り下げ方や重厚なストーリーの描き方を提示する創作術です。
具体的に映画の中でサブテキストがどう表現されていて、どのように使われているのかということを、実際の映画脚本を多く引用しながら説明しているため、分かりやすく説得力があります。
ストーリーとキャラクター造形をさらに深めるための一歩先にいく創作術!
脳が読みたくなるストーリーの書き方リサ・クロン (著), 府川 由美恵 (翻訳)
出版社: フィルムアート社 (2016/9/23)
“心"ではなく、読者の“脳"を刺激せよ!
テーマ、キャラクター、プロットの組み立て方を脳科学の観点から指南!
脳科学、神経科学、認知心理学……ゆるぎない事実に基づく、物語創作の新しい実践ガイド。
☆デイヴィッド・イーグルマン(脳神経科学者)推薦!
脳はストーリーをどう認識するのか? そして、どのようなストーリーに夢中になるのか?
面白いストーリーは、私たちの意識を常に集中させ、他のことに気をそらせない。つまり、ストーリーを書くうえで重要なポイントとは、「次に何が起こるか知りたい」という脳の欲求を常に引き出し続けることである。それが欠落していたら、どんな美しいメタファーも魅力的なキャラクターも、読者を満足させることはできないのだ。
小説、映画脚本、短編などの実例を参考にしながら、脳を満足させるためのストーリーの書き方を指南する。人間の“認知的無意識"が明らかにする、物語創作の実践ガイド。
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○まさか、こんな“神話"を信じて創作していませんか……?
「美しい文章は何にもまさる」
「物語で最も大事なのはプロット」
「登場人物を知る唯一の方法は、完全な経歴を書き上げること」
「感覚的な詳細描写は物語を生き生きとさせる」
「種明かしのためには、情報を伏せておくことが読者を引き込む秘訣だ」
本書ではこのような神話を退治し、脳(=読者)を魅了する物語の姿をお見せします。
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