ストーリー ロバート・マッキーが教える物語の基本と原則ロバート・マッキー (著), 越前敏弥 (翻訳)
単行本: 480ページ
出版社: フィルムアート社 (2018/12/20)
【ためし読み】
本書のイントロダクションを全文公開いたしました。
下記をコピペしてリンク先をご覧ください
http://www.kaminotane.com/2018/12/05/4220/物語創作のバイブル誕生!
ハリウッド関係者が全員読んでいる、ストーリーテリングの必読書。
10万人が熱狂した伝説的シナリオ教室の講師が、あなたの創作人生を変える!
ストーリーテリングの分野で世界的に最も影響力のある
ロバート・マッキーのあの最重要著作『Story(原題)』が新訳でついに刊行!
「すぐれたストーリーはすぐれた映画になる可能性があるが、ひどいストーリーからはひどい映画がほぼまちがいなく生まれる。」
本書で論じるのは、
原則であって、ルールではない。
永遠に変わらない普遍的な型であって、公式ではない。
元型(アーキタイプ)であって、紋切り型ではない。
綿密さであって、近道ではない。
現実であって、執筆にまつわる種明かしではない。
技術の習得であって、市場の予測ではない。
観客へのリスペクトであって、侮蔑ではない。
そして、独創性であって、模倣ではない!
もはや伝説となっているロバート・マッキーのセミナーの内容が一冊に。
脚本家だけでなく、小説家、ジャーナリスト、ノンフィクション作家、
あらゆるタイプのストーリーテリングについて新たな視点を提示する至上の一冊!
ロバート・マッキーは30年間世界中を飛び回り、
脚本家、小説家、劇作家、詩人、ドキュメンタリー作家、プロデューサー、演出家を育成してきました。
受講生の数は100,000人以上にのぼり、
その中には数多くのアカデミー賞・エミー賞受賞者がいます。
【ロバート・マッキーのセミナー受講生の受賞歴】
アカデミー賞受賞者数 60人 (ノミネート200人)
エミー賞受賞者数 200人 (ノミネート1,000人)
全米監督協会賞(DGA)受賞者数 50人 (ノミネート100人)
米・脚本家組合賞(WGA)受賞者数 100人 (ノミネート250人)
ロバート・マッキーの門下生の中には
ピーター・ジャクソン(『ロード・オブ・ザ・リング』3部作や『ホビット』の監督・脚本)など
大きな成功を手にした監督もいます。
また、ピクサーの脚本チーム(『トイ・ストーリー』や『ファインディング・ニモ』など)のように、
ハリウッドの脚本家にとってマッキーの脚本講座は脚本家になるための登竜門になっています。
この伝説的なセミナーの内容を一冊に凝縮したのが、本書『ストーリー ロバート・マッキーが教える物語の基本と原則』です。
本書では、脚本家が学ばなければならないストーリーの普遍的な「型」を解説するとともに、
キャラクター造形の方法、または物語に必須の「事件」の描き方とその設定の仕方を徹底的に掘り下げます。
特に、目から鱗が落ちるように感じるのは、
これまで、ストーリーとキャラクターは別のものであるかのように扱われていたのに対し、
マッキーが「ストーリーの構造とはキャラクターのことであり、
キャラクターとはストーリーの構造のことである」と強く主張する点にあるでしょう。
本書は、物語の「内容」にふさわしい「形式」を、ストーリーを創作する上で実際にどのように与えるかということを詳説しています。
「つまり最も重要なのはストーリーの才能で、文才は不可欠ではあるが二番目だ。
これは映画やテレビの絶対原則であり、劇作家や小説家は認めたがらないだろうが、演劇や小説もしかりである。
ストーリーの才能は稀有のものだが、あなたにもその片鱗はあるはずだ。
そうでなければ、書きたいなどと思うはずがない。
ならば、そこからありったけの創造力を絞り出して書くことだ。
ストーリーテリングの技巧についての知識を総動員しなければ、ストーリーを作ることはできない。
技巧をともなわない才能は、エンジンのない燃料と同じだからだ。
いくら激しく燃えても、そこからは何も生まれない。」
(本書「第1部 脚本家とストーリーの技術」より抜粋)
ストーリーに必要な型を学ぶことによって、真のオリジナリティを引き出す、大人気の白熱講義。
物語創作の世界的権威、ロバート・マッキーの最重要著作『ストーリー ロバート・マッキーが教える物語の基本と原則』がついに新訳で刊行!