「
最初の娘たちと最初の花婿たちの話」UP
クレール 光の伝説シリーズ外典。
「ギュネイ皇弟ヨルムンガント・フレキが、彼の封地であるガップの『
非識字者の老婆』から聞き取りをして、改変せずに収録した」とされる民話・伝承を集めた書籍』」という設定の小話集「
フレキ=ゲー編によるガップ民話集」の一編。
400字詰め原稿用紙換算129.6枚(総文字数 43558文字)。
枚数だけで見るなら中編〜長編。ただし、改行・繰り返し文が多いので、実際に読むと短編の感覚。
創世神話の断片っぽいもの。
「
最初の夫婦と最初の娘たちの話」の続き。
この世で最初の夫婦には7人の娘たち以外に子供が生まれない。このままでは人間が絶えてしまうと考えた「見張りの天使たち」のうち7人は、自分たちが地上に降りて彼女らの夫となることによって人間を増やそうと考えた。
6人の「見張りの天使たち」は地上に降りてすぐにそれぞれ妻と決めた「二番目」から「7番目」の娘の元に行き、それぞれが「天と地との間の銀色の雲の神殿」から持ち出した「結納の品」を渡し、求婚する。
しかし「最初のお父さん」は「長女が結婚しないうちは下の娘たちの結婚は許可できない」として、「見張りの天使たち」にしばらく待つように言う。
その長女の元には「見張りの天使たち」7人の内の末の弟が訪れ、自分たちが人と結婚するためには肉の体が必要で、そのための材料の「土」を届ける必要があると告げる。
長女と「見張りの天使」は土を持って「最初の家族」の家へ戻る。
この世で最初の夫婦から、姉が結婚しなければ妹たちが結婚できないと聞かされた「見張りの天使たち」の末の弟が長女との結婚を願い出る。
末の弟は兄たちに肉の体の材料である土を渡し、皆「人の男」となって、娘たちと結婚した。
なお、この物語はフィクションであり、実在の個人・組織・思想などとは一切関係ありません。
本編を読む↑とは全く関係無いが、妙に懐かしい物を見かけたので、メモしておく。
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