デジタルツールで描く! 明治・大正時代の洋装・和装の描き方 ジェネット (著)
発売日 : 2020/12/22
出版社 : マイナビ出版
明治時代・大正時代の洋装、和装の描き方の解説書です。
この時代特有の和装と洋装が混じった服装、刀や銃刀、髪型などの描き方を解説。
構造が難しい「和服」については、名称や着方、シワの入り方なども詳しく説明しています。
さらにスチームパンクや大正ファンタジー用のアレンジもたくさん掲載。
専門家による監修も行っているため、
大正、明治時代を舞台にした作品の歴史資料としてご活用いただけます。
<内容>
明治・大正時代の基本
・明治・大正時代のできごと
・明治・大正時代の人々
・明治・大正時代の文化
服飾の描き方
・和服(男性/女性)基本と部位の説明、着方の解説
・洋服(男性/女性)
・職業制服(男性/女性)
武器・小物の描き方
・当時の刀
・そのほか武器・小物
服飾のアレンジ
・現代衣装×時代衣装
・モチーフ×時代衣装
・ファンタジー×時代衣装
ポーズの描き方
・武器メインのポーズの描き方
・戦うポーズ
・日常ポーズ
・アレンジ衣装を動かす
・軍服や羽織ものの動き
図解 世界5大神話入門中村 圭志 (著)
出版社 : ディスカヴァー・トゥエンティワン (2020/12/18)
発売日 : 2020/12/18
ビジネスの武器になる アートやアニメが理解できる 人間の本質がわかる
単なる伝説ではない“最強の教養"をあなたに。
世界中から集めた65の神話を厳選!
神話はなんといっても面白い、楽しいものだ。
神話の中では、英雄が竜を退治し、人々――とお姫様――を救う。
ギリシア神話のペルセウスも、ヤマタノヲロチを退治するスサノヲも同様の類型だ。
種を埋めるのは植物神の埋葬であり、芽吹くのは神の再生だ。
死と再生のモチーフは、世界中の神話に豊富にある。
さらに、天の洞穴に隠れたのち再び世に光をもたらす太陽神アマテラスの神話のように、
天体と季節の関係も死と再生のモチーフを増殖させている。
大宗教は、有難い教えの中に神話を取り込んだ。
前世の釈迦は民を救う犠牲的な英雄であり、今生においては悟りの力で世を解放する。
キリストは処女から生まれ、死んで復活する。竜となった悪魔を終末において滅ぼす。
神話的思考は世俗化した現代でも生きている。
ときにそれは現実の政治のシーンにも姿を現わす。
神話世界のトリックスターという妙ちきりんな存在をご存じだろうか。
不条理な行動を通じて世を動かす逆立ちした英雄だ。
アメリカ人の多くがそのような存在に救世主、いや、大統領としての期待をかけたことを、我々は目撃したばかりである。
神話はファンタジーやSFの形でも健在だ。
新海アニメ『君の名は。』に出てくる天を行く彗星と地に落ちる隕石に分かれたティアマトは、中東神話において天と地に分かれた原初の竜神に由来する。
分離神話だけなく結合神話もある。
ジブリアニメ『崖の上のポニョ』で金魚姫ポニョと宗介が結ばれ世界を救うのは、
シヴァ神とシヴァ妃が結ばれイザナキとイザナミが結ばれる陰陽和合の神話と同様の聖婚だ。
兄妹がペアで活動する『鬼滅の刃』はどうだろう?
男の英雄と女の鬼(これまた竜の変形だ)は陰陽和合の相をなす最強ペアだと気づいてみれば、現代の神話を味わう楽しみも増えるというものである。
本書の第1章~第5章で取り上げた日本神話、ギリシア神話、インド神話、中東神話、北欧神話は、いずれも豊富な内容をもっている。
インドと中東の神話に関しては、仏教やキリスト教などとの関係を説明した。本書は神話と宗教を立体的につないだところに特色がある。
さらに第6章では世界各地の神話を概観し、第7章では神話とは何かを考察した。神話からファンタジーまでの流れについても触れている